【書評】『「最強運の人生」を手に入れる!』種市勝覺・扶桑社
あなたは「くせ」の塊でできている
本書はいわゆる開運法の本である
最近、スピリチュアルもごく当たり前になってきていて、こういう話をしても普通に受け入れられるようになってきていると感じる
昔より世界が良くなっているということだろう
さて、本書の開運法の話に戻るが、にんげっは3つのくせでできているという
すなわち、
「口ぐせ」「思いぐせ」「行動ぐせ」
の3つである
この3つが自分の求めている方向にすべて一致していれば求めている通りになる
逆に言えば自分が求めている結果を得られていないのは、この3つのくせが一致していないことが原因だということになる
遠慮深い人に成功者なし!
僕が本書を読んで自分の思った通りになっていないのは「遠慮深い」からだと確信し、身体に電流が走った
著者は遠慮は「運」を悪くすると主張している
衝撃的な内容である。どういうことか
“遠慮とは、欲しいものがあるのに、「いりません」とウソをつくことです。
たとえば、
「これ差し上げます」→「え!?とんでもない。私なんかがいただけませんよ」→「え!?いらないんですか?」→「・・・(そういうわけではなくて、欲しいのですが)」
こんなふうに、他人にも自分にもウソをつくと、欲しいものが得られないどころか、欲しいものが何なのかもわからなくなってしまいます。”
日本人は「遠慮は美徳」という教えもあり、何かと遠慮するのが正しいことと思っている人が多いと思う
当の私もそのように生きてきたので「これだ!」と確信したのである
“遠慮ぐせの強い人は、いますぐその遠慮する「くせ」を手放すよう、意識してみてください。最初は少し勇気がいりますが、「ちゃんと断る」「ちゃんと求める」「ちゃんと言う」を個々とがけていると、少しずつ遠慮の「くせ」がゆるまります”
開運の理論と行動が絶妙なバランスで成り立っている
このように本書は開運の根拠とそれに対するアクションプランがセットでまとめられており、非常に理解しやすく、理解が難しいところもアクションプランを実施することでその効果が得られるようにしてあるのが特徴だ
著者の清らかさと優しさが溢れる、心にスーッと入っていく心地の良い本だった