【書評】『いますぐ妻を社長にしなさい』坂下仁著・サンマーク出版
【本書の読みどころ】
サラリーマン向けの資産形成術
プライベートカンパニーを作り妻を社長にすることで資産形成を図る方法は今までにない手法であり、そのパイオニア的存在である著者がそのメリットと概要をまとめている
実践というよりは解説書としての色彩が強いので、プライベートカンパニーを作りたいと考えている方にはわかりやすいので入門書として最適
【さらに理解を深めるために】
『とにかく妻を社長にしなさい』坂下仁著 サンマーク出版
プライベートカンパニーによる資産形成術のパイオニア
本書はっプライベートカンパニーを作り、妻を社長にすることで資産形成をすることができるという方法をまとめた本である
資産形成は主に働いている夫でもできると考えがちだが、サラリーマンでの資産形成は困難であるというのが著者の主張である
ではどうすればよいのか?
考え方としては自分がお金持ちになることをやめて、妻をお金持ちにすればいいという逆転の発想があることを著者は語る
「20年以上、金融業界のど真ん中に身を置き、借金返済のためにあらゆる投資・資産形成を経験してきた私に言わせてもらうと、あなたが奥さんを裕福にすることは意外と簡単です。そして、奥さんが裕福になれば、あなたも裕福になれます」
その最善の方法がプライベートカンパニーを作り、資産形成をするという選択である
投資と消費と浪費
プライベートカンパニーを作り資産形成を図る、理由とメリットを本書では主にまとめている
その中で私が一番勉強させていただいたのは、投資と消費と浪費の違いについてだ
著者はお金の考え方として「感謝の気持ちが形になったもの」という絶対の基準を持っている
『一般的には、「価値>支出」となる場合が投資、「価値=支出」となる場合が消費、「価値<支出」となる場合が浪費、と分けるケースが多いようです。
しかし、私の場合には、「お金とは感謝の気持ち」だと気づいたおかげで、次のように考えれるようになりました。
投資とは、他人の役に立つことにお金を使うこと。
消費とは、自分(家族)のためにお金を使うこと。
浪費とは、誰の役にも立たないことにお金を使うこと。
私たちが生きていく上では、、まずは消費が基本になります。それが満たされた段階で、他人様の役に立つレベルへと移行します。
私たちに必要なのは、消費と投資のみなのです』
人のためにお金を使うことの理由が本書を読んで肚落ちした瞬間だった
このように基本的なお金に関する考え方から、実際の資産形成術まで網羅した一冊となっているので、入門書として最適だ
特にご結婚されているサラリーマンの方には目から鱗の内容だと思うので、興味のある方は手に取ってみていただければと思う