【書評】『アンマーケティング』スコット・ストラッテン/アリソン・クレイマー(著)吉村明世(訳)・ダイレクト出版
【『売れるもマーケ 当たるもマーケ』を熟読すべき】
本書はアンマーケティングという本であり、「アンマーケティング」とは著者の造語で、「マーケットのあらゆる接触の機会をとらえて関与すること」と定義している。
定義はともかくとして、内容としては無理して読むべき内容ではないというのが僕の感想だ。
これを読むのなら、以前ご紹介させていただいた、
『売れるもマーケ 当たるもマーケ』アル・ライス/ジャック・トラウト(共著)新井喜美(訳)・東急エージェンシー
こちらを読み込むことをおすすめする。
ここでは本書を読んで僕がチェックをいれたところだけを一覧としてまとめておくので参考にしていただければと思う。
こちらを読んで気になる場合にのみ、手に取って読んでいただくのが時間の有意義な使い方だ。
【本書でチェックした項目一覧】
・マーケティングで重要なのは「常にターゲット顧客の前の入るところにいること」
・「会社の評価は顧客の最悪の経験に左右される、ということを企業家は銘記すべきだろう」
・X(旧Twitter)はニュースレターとは違う、Xには、もっと個人的な繋がりがあるのだ。あなたと他の人との関係に「自動」を持ち込むと、その関係は本物ではなくなってしまう。人を騙してまで自動化するのか?フォロワーはそういうふうに見るだろう。「自動化は透明化であることと相容れない」
・地域でのセミナー開催は、あなたの知識を共有してもらい、あなたをエキスパートとして位置づける最良の方法だ