【書評】『トップセールスのSNS営業術』羽田宗一郎著・秀和システム
【お勧め読者】
リファーラル営業を自由にできる方
営業でSNSも活用してみたい方
【本書の読みどころ】
SNSを使ったリファーラル営業の本
ノウハウを包括的にまとめられているが、これをできる営業の方は限られている印象
フルコミッションの営業などをやられている方のほうがより役立つ可能性は高い
ルート営業をメインの方が読むのは優先順位が低くなる
【さらに理解を深めるために】
『Facebookを最強の営業ツールに変える本』 坂本 翔(著)技術評論社
リファーラル営業ができる業種・仕事形態の方向けの本
リファーラル営業とはいわゆる紹介営業のことで、それをSNSをメインに活用しようという本になっている
特にルート営業やSNSで集客ができないセールスマンにとってはそこまで必要な知識でもないし、ノウハウでもないだろう
フルコミッションの営業をされている方など、SNSでの集客や営業を積極的にすることで、効率性・生産性が高まる方には役立つ可能性は高いだろうから、読者は限定されてしまうことは否めない
私が参考にしたところ
私も基本的にはルート営業なのでこの本をそのまま活用することはできない状態だ
しかし、いくつか役に立つところが2つ私の中ではあったのでメモ代わりに記録しておく
①人に伝えることができなければ評価もサポートも得られない
まず一つ目は自分の仕事を客観的に見える状態にすることの重要性だ
いくら一生懸命頑張っても成果につながっていない場合は、上司は評価のしようがない
しかし、結果につながっていなくても自分の行動が可視化され具体化されていれば、一定の評価をすることも可能で、必要なサポートを受けることが可能になる
営業は運の要素も強いため、成績が良いときは問題にはならない代わりに、評価されるべき仕事をしているにも関わらず成果につながっていない場合も多く出てくる
その時に、自分で実行した行動を説明できることが重要であるということだ
そのためにまずやるべきことは「記録をとること」だ
まずは自分の行動を正確に記録することが第一歩となるのでやっていない方はやってみて欲しい
また、営業は日報を提出するのが普通だと思うが、その情報だけでは不十分という認識も持っておくと良いと思う
②訪問ネタの情報は5回に分ける
特に新規の得意先の開拓の時の基準になると思った
顧客の必要であろう情報を5つ用意しておき、それを小出しにして5回訪問し伝えることで、取引につながるのかの判断材料にするということだ
5回が良いのかは意見が分かれることだと思うが、ここで大事なのは話すネタを顧客ごとに事前準備をしておくことの重要性だろう
話す内容を含めて顧客に対して準備をすること、その重要性を学ばせてもらった
どんな本でも学ぶ姿勢があれば役立つこともある
しかし、得られる利点をもっと大きくしたいのならば、読む本の選択が非常に重要であることを改めて教えてもらった
いつも良書に出会えたらいいのかもしれないが、それじゃは人生つまらない