【書評】『マインドセット「やればできる!」の研究』キャロル・S・ドゥエック著・草思社
しなやかマインドセットになろう
マインドセットには2種類あり、「しなやかマインドセット=growth mindset」を身につけようというのが本書の目的だ
こういう本は基本的に説明不要だと思うので、2つのマインドセットの対比をイメージできれば十分である
「硬直マインドセット=fixed mindset:自分の能力を繰り返し証明せずにはいられない信念」
「しなやかマインドセット=growth mindset:人間の基本的脂質は努力次第で伸ばすことができる信念」
硬直マインド:能力を固定的に考え、つまずいたらそれでもう失敗
しなやかマインド:能力は伸ばせると考え、努力こそが人を有能にしてくれる
硬直マインド:(チームスポーツで)「ぼくは」「わたしは」と言い、チームメイトを自分とは別個の存在のように語る
しなやかマインド:(チームスポーツで)「ぼくらは」「わたしたちは」と語り始める。自分をチームの一員と考えているからである
硬直マインド:(苦手な場面で)失敗を恐れて尻込みする
しなやかマインド:(苦手な場面で)前向きにチャレンジする
硬直マインド:(教師が生徒に対して)生徒を品定めするような雰囲気がある
しなやかマインド:(教師が生徒に対して)すべての生徒に対して高い基準を設ける
著者はマインドセットが変化するということは、ものごとの見方が根本から変化することなのだと語っている
そして、変化するには訓練が必要だとも語っている
皆で良いマインドセットを身につけていこう