【書評】『リセットの習慣』小林弘幸(著)・日経ビジネス人文庫
【コロナ禍で私たちは「先延ばしマインド」におちいっている】
本書は医師である著者の『整える習慣』の続編ともいうべき本となっており、「リセット」が主題のテーマとなっている。
タイトルにさせていただいたが、著者は「先延ばしマインド」をやめようと語っている。
なぜかというとコロナ禍で国民全体の合言葉が「コロナが終息したら」というマインドになってしまい、多くの人が「今、動くこと」をせず、先延ばしすることを習慣化してしまっているという。
確かに無意識に先延ばししているかもしれない、その通りだとハッと気づかされた瞬間だった。
本書は自分自身をリセットして、行動を起こすヒントをくれる内容となっている。
本ブログでは、私自身が習慣化しようと思ったところをまとめさえていただこう。
参考にしていただけると幸いだ。
【私が今後取り入れようと思った習慣まとめ】
・「今から何ができるか」を常に考える
終わりではなくスタートを常に意識すると、気持ちが前向きにイキイキと生きていられるのです
・一つひとつの「小さな達成感」を意識する
自律神経にとって一番よくないのはダラダラ続けること
・夜8時以降はスマホを見ない
「家に帰ったらスマホは見ない」くらいが理想ですが、さすがにそれがむずかしい人は「夜8時以降は見ない」などのルールを決めることをおすすめします。あきらかに生活のリズムが変わります
・「120%の準備」をする
想定外のことが起こって自律神経を乱さない人などいません。超一流とは決して「焦らない人たち」ではなく、そのための準備を怠らない人たちなのです
・「期待しない」と決めておく
決めておくことが重要
・いわれたら「すぐに動く」と決めてしまう
「いわれたら、すぐに動く」と決めているのです。決めているのだから動く。それだけです
・「猫背をやめる」ただそれだけ
健康にとって猫背はいいことがありません。血流が悪くなりますし、内臓が圧迫されることで胃腸の働きがさらに悪化します
【人生をリセットする】
いかがだったろうか。
著者は本書を「自律神経を整えるだけはなく、人生をリセットする願いも本書に込めた」と語っている。
医学的なエビデンスよりも、マインドの話が多いが、著者らしさがもっともでている本だと思う。
是非、参考にしてみて欲しい。
【さらに理解を深めるために】
『整える習慣』小林弘幸(著)・日経ビジネス人文庫