【書評】『レバレッジ人脈術』本田直之著・ダイヤモンド社
【本書の読みどころ】
少し昔の本の紹介となるが、本田さんの人脈術を体系的にまとめたのものになっている
今、読んでも十分通用する実践書となっている
本田さんは、人脈は自分と目標・目的に沿って長い時間をかけて作るものであり、短期間でできるものではないと語っている
長い時間がかかるということは、時代を超えて必要なものも変わらない可能性が高いということだ
そういった意味でも今の皆さんが読んでも役に立つし、かつ実践的であると思う
【さらに理解を深めるために】
『レバレッジ・シンキング』本田 直之(著)東洋経済新聞社
『レバレッジ・リーディング』本田 直之(著)東洋経済新聞社
今も変わらない人脈づくりの基本と実践
人脈の重要性は説明の必要はないと思うが、実際に人脈づくりを積極的に実践している人は全体の9.2%程度と言われている
ここまで人脈が大事だという認識が高いにも関わらず、実際に人脈づくりをしている人が少ない大きな理由は、
「どうやればいいのかわからない」
ことだと思う
本書はその解説書であり、実践書となっている
著者が本書で一番ポイントとしているのが、「コントリビューション(貢献)」が人脈づくりの基本であるということだ
相手に対してどう自分が貢献できるのかという視点が一番大事であり、貢献できない限り良質な人脈づくりはできない
本書では、この貢献を通じて「コントリビューション4つのレベル」「人脈づくり6つのタブー」「会いたいと思わるようになるための3つの条件」など、重要事項について体系化してわかりやすく解説がされている
私が本書で一番為になったところは「相手のことを知り尽くすこと」の重要性だ
相手への貢献をするためには、相手が何をもとめているか知る必要がある
そのためには相手のことをあらゆるツールを使って調べ尽くすことが重要であり、それが相手への貢献に直接つながるというメッセージだった
巻末には人脈づくりのチェックリストなど、今すぐ実践・行動できるようになっている
人脈づくりは一朝一夕にできるものではない
少しづつでもいいので確実に人脈づくりをしていきたい方には最適な一冊だと思う