【書評】『上に行く人が早くから徹底している仕事の習慣』中尾ゆうすけ著・すばる舎
会社員が組織の中でうまく出世するにはどうしたら良いのかを説いた本
著者は人事を長年やっていた方で人事の立場から見た出世する秘密をまとめているのが本書だ
本の内容としては一般的で、基本的な内容が多いことから、会社に入社して5年以内の方々を想定したほんと考えられる
会社で適正な評価を受けたい人や、出世競争に頭ひとつ抜けたい人などには非常に勉強になると思う
僕が本書から学んだ所
“上に行く人は、全体の成果に貢献している。自分一人だけ高い成果を出していても、上には行けない。重要なのは、自分がいあることで、周りにどれだけプラスの効果を与えられるかだ”
“常時70点以上の成果を上げていれば、集団内でそれほど大きな差はつかないのです。それに対して、組織になったときに生まれる成果は、リーダー次第でかなり大きくすることができます。だからこそ、会社は「組織の利益を、より多くできる人」を評価します。これが、上に行く人の条件なのです”
“「有言実行」の特徴は、計画から実行にいたるまでがオープンであるということです”
成果を出すことは当然として、成果の出し方が重要であるということを学んだ
仕事が慣れてきた若手の方に最適
本書は組織の中での出世の方法が主であり、組織という枠組みに偏りすぎているのが残念だが、ほとんどの仕事をしている人はどこからしらの組織に属している場合がほとんどであるだろうから、本書から学ぶことに対して損することはないだろう
組織全体の利益を考えることなど、考え方を変えて視野を広くすることができることがメリットとなってる
文字数も少なく、コンパクトにまとまっているので読みやすい本書を一度手に取ってみて欲しい