【書評】『人を動かす』D・カーネギー・創元社
変わるものと変わらないもの
言わずと知れた名著である『人を動かす』のご紹介である
本書を初めて読んだのは中学生の頃だった
改めて読んでみると、その時から今まで変わらぬ価値を提供し続けている
あの頃と比べて自分の心が動くポイントが違う箇所もあるし、変わっていない箇所もある
そういった意味でも普遍的な教えを説いた本書は、全ての年代で読んでもその都度新しい気づきや発見があるだろう
名著の条件の一つとして、現段階での自分に合った学びを常に与えてくれるもの、そして自分の成長がその都度確認できる点に僕はあると思う
今の自分に必要な言葉
久しぶりに『人を動かす』を読んで今の自分が大切だと思うところを以下にまとめておこう
数年後改めて読み、自分がどのくらい成長したか確認するためである
“偉人は、小人物の扱い方によって、その偉大さを示す”
”人を動かす唯一の方法は、その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えてやることだ“
“作者が人間を好きでないなら、世間の人もまたその人の作品を好まない”
“つめたい会社をあたたくするには、ひとつの方法がある。人の名前を覚えることだ。重役たちのなかには名前が覚えられないという人もいるが、つまりは重要な仕事が覚えられない、すなわち仕事の基礎ができていないことを告白しているのだ”
“議論に負けても、その人の意見は変わらない”
“批判によって人間の能力はしぼみ、励ましによって花開く“