【書評】『勉強の技術』児玉光雄著・SBクリエイティブ

【お勧め読者】

資格試験や昇進試験、受験などをもっと効率的に勉強したい方

【本書の読みどころ】

勉強の技術を心構えからテクニック、訓練方法まで多彩にまとめられている一冊

若干焦点がぼけて見えてしまうこともあるが、それだけの情報量を一冊に凝縮しているとも言える

生活習慣から勉強テクニックまで幅広く学びたい方には良い

【さらに理解を深めるために】

『独学の技法』山口周（著）ダイヤモンド社

『「一発合格！」勉強法』超速太朗（著）日本実業出版社

『「朝30分」を続けなさい！』古市　幸雄（著）アスコム

記録することの重要性を学ぶ

本書は勉強の技術を体系的にまとめられており、勉強の心構えから生活習慣、そして受験テクニックなど多彩だ

それぞれの内容としてはどの本でも載っている様な王道の部分が多く、一冊で効率的に知りたい方にはちょうど良いと思う

僕が一番ためになったのは、「記録することの重要性」だ

勉強はある一定の期間継続してすることになるのが一般的であり、モチベーションをどう継続させるかが大事なのは皆さんもご承知の通りだ

そのモチベーションの継続に必要な一つのファクターとして、「記録」があると著者は述べている

その記録方法もフォーマットとして図式化されており、今後の参考にしようと思っている

自分の勉強や一日でアクションしたことをきちんと記録することで、自分がどのくらい努力しているのか、勉強の進行は予定通りなのか、工夫・改善点などが可視化することができる

つまり、改善するには可視化・数値化することが必要不可欠であり、その基礎資料として自分の行動を記録することが必要だということである

僕も自分の生活を記録することの価値が最近になってわかり、その準備を進めているところだ

その参考資料として本書に出会えたことは幸運だった

自分の欲しい知識や技術はどこでどう得られるかはわからない

だからこそ幅広く様々なジャンルの本を読むことが重要であり、自分自身の多様性を保つ秘訣だ

本書を読んでそれを改めて教えてもらった気がした