【書評】『図解主義!』アンドリュー・J・サタ―著・インデックスコミュニケーションズ
【お勧め読者】
図解で考え、表現できるようになりたい方
複雑なことをシンプルに考えられるようになりたい方
【本書の読みどころ】
国際弁護士であり、奥様が日本人であるユニークな経歴をもつ著者が、図解で考えることのメリットと図解する方法をまとめたものである
弁護士という立場からか、取引関係、法律関係の図解がほとんどなっているところは注意すべし
【さらに理解を深めるために】
『「図解思考」の技術』永田豊志(著)中経出版
ビジネス(取引関係)、法律の図解化の教科書
本書は国際弁護士で奥様が日本人というユニークな経歴を持っている著者が図解して考えることのメリットと書き方をまとめたものである
図解に関しては練習問題も各章であり、特に取引関係、法律関係の図解化はわかりやすかった
逆にいうとビジネス関連以外の図解については、ほとんどないと言っていいので、注意が必要である
そして、図解主義というタイトルに反して、文字が多く完全な読み物になっているのも僕的には評価が少し下がると感じる。図解の本ならばもっと図で表現するものをもっと多くするべきではなかったかと感じる
一方で図解をするメリットについては多くを学べる
僕が参考になったメリットは以下の2点だ
・図解で考えることによって関係性がよくわかり、質問や疑問を見つけやすくすることができる
・わからないことをが視覚化することができる
つまり、自分の考えや理解できているところを整理することができるということだ
図解で考えることのメリットは大きく、やったことがない方にはスキルとして身につける価値がある
興味のある方は本書を読んでチャレンジしてみて欲しい
その時はより理解を深める関連著書も合わせてお読みいただくと効果が抜群だろう