【書評】『圧倒的な価値を創る技術[ゲシュタルトメーカー]』苫米地英人著・ヒカルランド

【お勧め読者】
ゲシュタルトメーカーという用語をご存じない方
抽象度の高い思考を身に付けたい方
【本書の読みどころ】
ゲシュタルト=低い抽象度ではばらばらなものが、抽象度が上がると1つの整合的なものになること
このゲシュタルトを作り出す人=ゲシュタルトメーカーがこれから重要になると示した一冊
発売年が2012年なので10年前の情報なのだが現在に当てはめてみてもその通りになっているところがすごいと思う
抽象度が高い思考はいつの時代にも重要なのだと逆説的だが理解できる一冊
【さらに理解を深めるために】
『君も年収1億円プレーヤーになれる』苫米地 英人(著)宝島社
『クロックサイクルの速め方』苫米地 英人(著)フォレスト出版
抽象化・一般化する能力を磨く
本書は認知科学者であり様々な肩書を持つ苫米地英人氏の著書である
特に本書においては知っている人は少ないと思うがなかなか面白い本なので取り上げてみよう
本書のテーマは「これからはゲシュタルトメーカーになる必要がある」というものである
ゲシュタルトとは、「低い抽象度でばらばらなものが、抽象度が上がると1つの整合的なものになること」とあり、高い視点から物事を考え、理解する力と言えるだろう
発売が2012年であり、約10年前の本なのだが現在の状況を考えるといくつもその通りになっていることが驚きであり、高い抽象的な思考はいつの時代にも通用することが本書を読むことで理解できる
皆さんも古典やある程度古い本を読むことがあると思うが、その場合も本の内容を抽象化・一般化することで現在の自分に活かすヒントを得ることができる
そういった意味でも、抽象化する力は様々なところで役に立つ技術であり、10年前に発売された本書を読むこと自体がその訓練にもつながると思う
古い本だからもう使えない情報であるというのは間違っている
その中で自分にどう抽象化・一般化して糧とするか、そのことを改めて教えてくれた一冊であった
内容的にはまず大学の博士課程程度の知識をしっかり身に付けた上で仕事をすることを勧めていることから若い方の方がより刺激になる本だと思う
特に社会に出て様々なことに気づいてくる30歳前後の方が読むことを強くお勧めする
