【書評】『嫌なこと全部やめたらすごかった』小田桐あさぎ著・WAVE出版
【お勧め読者】
前向きに輝きたい方
自分は我慢していると自覚している方
【本書の読みどころ】
嫌なことを我慢してきた著者が、それを全てやめたことにより人生が変わったという実体験をまとめたもの
著者が女性ということもあり女性目線での内容となっているが、考え方は男女共通であり男性でも楽しめた
むしろ著者は男が読んでも男前だなと思うところも多々あるので男性向きかもしれない
内容は全て自分の実体験をもとにしており、明確でわかりやすい
【さらに理解を深めるために】
『ゼロ・リセットマジック』Kenji(著)KADOKAWA
『自分が「たまらないほど好き」になる本』ジョージ・ウェインバーグ(著)三笠書房
想像以上にためになる内容だった
本書は自分が輝き、思い描く理想の人生を送るための方法をまとめたものだ
女性の著者なので男性が読むと理解しにくいところもあるかと思ったが、まったくそんなことはない
むしろ女性からの目線で男性をどう見ているのかもよくわかり、男性も読むべき本だと思う
本書のポイントはタイトルにもあるが、「全部やめること」だと思う
著者は好きなことをして生き生きすることで、自分のエネルギーを高く保って生きることが重要であると主張している
そのためには、嫌なことを我慢するのを全てやめることが必要だと説く
嫌なことを我慢していると自分のエネルギーが大きく消耗してしまう、それをやめることで自分のエネルギーを前向きな方向に使うことができるというわけだ
著者の信条は
「常に気持ちに余裕をもち、明るくポジティブでいて家庭内をハッピーに保つ」
というものだ
その目的に合わないことは全てやらないという徹底ぶりだ
この「全て」ということがなかなかできない
逆に言えば、例外をもうけず「全て」エネルギーを前向きな方向に使うことで人生は大きく変わることを本書は証明している
最後に著者はこう言っている
「100日の努力より、1回の勇気が人生を変えるんです」
自分が輝くための勇気を貰える一冊であった