【書評】『強運』元谷芙美子(著)・SBクリエイティブ
【アパホテルに泊まればタダで読める?】
本書はアパホテル社長元谷芙美子氏の著書となっている。
テレビで何度か観たことがある程度で、とてつもないプラス思考の方だなと思っていたがその通りだった(笑)。
本書のテーマは「強運」である。
元谷芙美子氏の「強運」の源泉は何なのか、みていきたい。
幸運を呼ぶ7つの習慣
本書のメインは著者が考える幸運を呼ぶ7つの習慣である。
その7つの習慣と著者のコメントも合わせて簡単にまとめておこう。
1.自分をラッキーだと思う
「なにか、自分にとってつらいことや苦しいことが起きても、どうやら気のせいだと感じる思考回路になっているようだ」
2.人付き合いはバリアフリーで
「素敵だなと思えばその日に会ったばかりの人とでも、心に垣根や段差のないバイアフリーの状態で接したいというのが、正直な気持ちです」
3.人のいいところだけを見る
「家族に限らず、人のいいところに視点をフォーカスする。そんなポジティブな習慣も、まわりの人はもちろん、自分自身も幸せになる秘訣なのだと思います」
4.あいさつは一足お先に自分から
「何事も持っているより、自分から行動を起こすほうがずっと好き!先手必勝は、私の信条です」
5.いつもまっさらな気持ちで
「後ろを振り返るよりも、全力で前進あるのみ!私はいつもそんな気持ちで、生きています」
6.健康の秘訣は「とことん仕事を楽しむ」こと
「私の最大の健康法は、ストレスをため込まないことです」
7.お願いごとは明るく、真摯に
『マイナスなことが頭をよぎりそうになったら、一旦ストップ!その気持ちを頭から切り離して「お客さまを信頼しているからお願いしているのだ」と、思考を転換させるのです』
究極のプラス思考は思い込むこと
著書を読んでいて感じるのは著者は究極のプラス思考だということだ。
本人はプラス思考だと考えてもいないと思うのだが、プラス思考はあくまで思考のため、誰でもすぐに思考は変えることが可能だ。
自分はプラス思考なのだと勝手に思い込むこと、これが大切なのではないかと思った。
最後に本書で為になったことをまとめて書評に代えさせていただこう。
・言いにくいことを伝える方法は、気になったそのときにすぐに伝えること。ただそれだけ!感謝や好意は、伝えたいと思ったその日が吉日
・夢は要らない。では代わりに何が要るのか。その答えは、的確な未来予測。きちんと戦略を練って人生を歩めば、どんな仕事でも達成できる
・たとえ難しくても二兎を追ってみる。そうすれば、二兎を得るチャンスが広がります
・毎日、些細なことにも感動する。毎日生きていられることが奇跡だと思えば、当たり前として通り過ぎてしまいそうなことにも、感動したり、感謝したりできます
・発想は移動距離に比例する
気になった方はアポホテルに泊まれば無料で読めると思うので読んでみてください(笑)
【さらに理解を深めるために】
『わらしべ長者の魔法』元谷拓(著)・東京ニュース通信社