【書評】『未来の言霊』船井幸雄(著)・徳間書店
【本書の読みどころ】
本書は経営コンサルタントとして初めて上場を果たした会社を創った、船井幸雄の未来への提言である
舩井幸雄の晩年の本となっており、特にスピリチュアル系の内容となっているのが特徴だ
コンサルタントとしての経営についての基本的な原則や成功の基礎条件などの内容に加えて、自然の理の話や人間の特性や使命に至るまでスピリチュアルの内容も踏まえた船井幸雄の考えを学ぶことができる一冊だ
かなり昔の本であるが、スピリチュアルの部分も含めて私の理解と同じ部分が多くあり、一代の人物であったことを改めて感じる
船井幸雄の思考を総合的に知ることができる一冊となっているので興味のある方は読んでみて欲しい
【さらに理解を深めるために】
船井幸雄の言葉まとめ
本書は船井幸雄のこれからの日本はどうあるべきか、そして人間はどうあるべきかを語り、まとめたものになっている
船井幸雄は日本人の精神文化を高く評価しており、それを取り戻すことが重要であると説いている
詳しい内容は本書をじっくり読んでいただくとして、このブログでは私が重要だと思ったところを箇条書きにしてメモとして残しておこう
『「与える」「奉仕する」「他のために」というようなことが好きにならないと経営者は務まりません。経営とは、「与えること」で成り立つものだからです』
成功の基礎条件
①学び好き、働き好き、奉仕好きであること
②プラス発想ができ、マイナス発想がやめられること
③師とかモデルを見つけ、師事する能力を持つこと
経営コンサルタントの手法
①投機的なことはできるだけしない方がいい
②策略もできるだけしない方がいい
③組織内ではトップの意に反することは絶対にしてはいけない。トップの意にあわっせて一体化しなければならない
④値下げはもっとも愚かな競争対策であり販売促進策である
⑤担当者が納得し、喜ぶこと以外の仕事を指示してはいけない
「ツキのない人は、とかく感謝が足りません」