【書評】『未来をひらく船井幸雄の法則』佐藤芳直著・徳間書店
【お勧め読者】
・人間として正しい生き方を学びたい方
・組織おいての人材活用に悩まれている方
【本書の読みどころ】
船井幸雄の船井総合研究所に入社しトップコンサルトとして実績をあげ、いわば船井幸雄の右腕としての活躍をした著者が、「船井幸雄を一番よく知る男」として船井幸雄氏からの言葉を書き綴った一冊
佐藤芳直氏もお子さんが障害をもって生まれたりと数多くの困難の中で、船井幸雄氏にどんなことを教わり、成長していったかを詳細にまとめられている
佐藤芳直氏の人生を振り返りながら、舩井幸雄氏の考え方がどのような影響を与えたのかを知る人生絵巻のような本だ
【さらに理解を深めるために】
『法則』舩井幸雄(著)サンマーク出版
船井幸雄の考え方で何が重要かを振り返ることができた一冊
今回は最近よく読んでいる船井幸雄氏関連の書籍を改めて取り上げる
本書は船井幸雄氏の言わば右腕として活躍した佐藤芳直氏の人生を船井幸雄氏とともに振り返っていくようなストーリーとなっている
佐藤氏が船井幸雄氏から学んだ重要なエッセンスがどのような時・場所・場合で語られ、それをどう生かしていったのかを詳細にまとめていただいている
僕としては船井幸雄氏で自分が学んだところの再確認の意味もあり、この部分がやはり重要なのだと確信を持たせてくれる
初めて船井幸雄関連の本を読む方でも、本書だけで一冊の読み物として完成されているので多くを学ぶことができるだろう
僕が改めて学ばせてもらったものとして、“即時主義”があった
“即時主義”とは何かを船井幸雄氏はこう語っている
「よいと思うことを即やり、悪いと思うことは即やめることだよ」
ポイントは二つ「即やること」と「それを徹底すること」だ
船井幸雄氏のもう一つの“完璧グセ”の根本をなすこの“即時主義”は改めて考えさせられた
「即やることを徹底する」
簡単そうで非常に奥の深いこの考え方を本書で胸に刻んだ