【書評】『林修の仕事原論』林修著・青春出版社
【お勧め読者】
予備校の講師という学生からの支持がなければ生き残れない世界で生きてきた著者の仕事に対するプロ意識を学びたい方
【本書の読みどころ】
林修さんの仕事に関する心得を今までの経験に基づいてまとめた一冊
著者は食通としても有名な方であり、食に関する記述も多く非常に勉強になる
【さらに理解を深めるために】
『東京いい店やれる店』ホイチョイ・プロダクションズ作品(著)小学館
プロフェッショナルとは何かを教えてくれる一冊
東進ハイスクール行使であり、CMに出演した際の「いつやるか?今でしょ!」のセリフでブレイクした林修さんの著著であり、内容としては仕事の心得を著者の今までの経験からひもといている一冊となっている
読んだ感想としては、仕事に対するプロ意識の高さが段違いであるということだった
「プロである以上は満点しか許されないとも考えています。授業料を払う学生なら、80点でも合格だという場合もあるでしょう。しかし、お金をもらうプロは、ミスをしないのが当たり前なのです」
「学生の意見を聞くなんて、プライドはないのかという人がいるかもしれませんが、僕にその類のプライドはありません。すべては結果です。結果を出すために必要なアドバイスであれば、誰が言ったものかなどは、どうでもいいことなのです」
著者のプロ意識の高さがはっきりと現れている
そして、もう一つ印象に残ったものは、何事も受け入れて一生懸命やるという人間としての態度が心に残った
「一つひとつの仕事を「勝負」だと思って、真正面から真剣に取り組む、うまくいけばそれでいいやという感覚を捨て、よりよい勝利を目指して貪欲に立ち向かう。そうした姿勢を貫くことによって、運が味方してくれるようになる。そういうものだと考えています」
自分の仕事もこのようにプロのレベルにならないといけないと決意を新たにした言葉だった
林修さんは食通でも有名な方で、本書でも食事に関することや、お店の付き合い方なども豊富に情報を提供してくれており、とても勉強になった
興味のある方は一読をお勧めする
プロフェッショナルとは何かを学ぶ良い機会になると思う