【書評】『死ぬまでに行きたい世界の図書館』海藤哲編・笠倉出版社

【お勧め読者】
図書館が好きな方
本に囲まれているのが好きな方
【本書の読みどころ】
世界の有名な図書館の紹介集
図書館は観光名所になる、それを教えてくれる
図書館を巡る旅
本書は一度訪れてみるべき図書館の紹介集である
図書館というのは蔵書の数もそうだが、書籍を並べる本棚や場所、順序などはその図書館によって全く異なっており、それぞれの図書館の特色として現れている
そして、歴史ある図書館であるほど法則に則り整然と書籍が並べられており、そこに明らかな秩序と美しさがそこにはある
本書を読めば図書館が人類の叡智が凝縮された場所であることをご理解いただけると思う
世界の国立図書館の所蔵数Top3は以下の通りだ
1位 アメリカ アメリカ議会図書館 約3100万書
2位 中国 中国国家図書館 約2778万書
3位 ドイツ ドイツ国立図書館 約2690万書
人類の叡智の数ともいえる所蔵数が多い国が、世界を動かしている中心になっているとも言えるかもしれない
最後に私が死ぬまでに行きたい図書館をメモしておこう
①イギリス オックスフォード大学ボドリアン図書館
『ハリー・ポッター』のロケ地であり、ここの図書館を利用するためには、あらゆる施設、書簡、文書に対し除去、刻印、汚損、損傷行為を行わないことを誓約書にサインする必要があるという図書館。完全に人間より図書館の方を上に扱っているところがGood
②オーストリア オーストリア国立図書館
世界で最も美しい図書館と知られている名所である。収集を始めた起源はハプスブルク家と言われており、今も続くハプスブルク家の力をうかがい知ることができる
③チェコ ストラホフ修道院図書館
ここは「神学の間」と「哲学の間」と名付けられた2つの広間からなる図書館である
その空間に立ち会ってみたいと切望している
④スイス ザンクト・ガレン修道院図書館
図書館というより美術館。美しい彫刻に所蔵書が完璧に馴染んでいる
⑤スウェーデン ストックホルム市立図書館
スウェーデンの優美といわれる外観とスウェーデン建築の父と呼ばれるエリック・グンナール・アスプルンドが設計した図書館
⑥オーストラリア ビクトリア州立図書館
吹き抜けの閲覧室に放射線状に配置された机に座って本を読んでみたい
⑦アイルランド ダブリン大学トリニティ・カレッジ図書館
世界で最も美しい本と称される『ケルズの書』をみたい
⑧ポルトガル リブラリア・レロ・イ・イルマオン
天国への階段と呼ばれる真っ赤な階段を登ってみたい
