【書評】『眠れなくなるほど面白い左利きの話』八田武志(著)・日本文芸社
【本書の読みどころ】
本書は左利きの人の特徴や右利きと比べてのメリット・デメリットを紹介している
最近得意先の方が右利きなのに左利きの練習をしているのをみる機会があり、興味を持ったのでいくつか読んでみたものの一冊だ
内容としては、専門的ではなく子供でも読めるような構成をしているので入門書として最適だ
まず、左利きのメリットを簡単にまとめておこう
【情報を視覚してイメージして記憶する傾向が強い】
左利きの方は右脳をメインに使う傾向があることがわかっている
そして、右脳はイメージを司っている
イメージということは映像ということになり、文章の文字よりもはるかに情報量が多くなることは容易に理解できるだろう
つまり、左利きの方が情報量が多い分、アウトプットの際の選択肢が広い傾向がある
次に利き手ではない方をトレーニングするメリットであるが、
【視野が広がる】
右脳と左脳をバランスよく使うことが可能になるので、アイデアを出す場合などに今までより広い視野で考えることが可能である
【同時にできる作業が倍になる】
両利きになれば、同時にできる作業があった場合に効率は当然あがることになる
【ポジティブシンキングにつながる】
あえて利き手ではない方を使えるように訓練することでチャレンジ精神が醸成され、ポジティブシンキングにもつながる
このように利き手ではない方をトレーニングするのは大きなメリットにつながる
本書には利き手ではない方をトレーニングする方法も難易度別に紹介されているので、興味のある方は読んで実践してみると良いだろう
【さらに理解を深めるために】
『「図解思考」の技術』永田豊志(著)中経出版