【書評】『結局、「すぐやる人が」がすべてを手に入れる』藤由達蔵(著)青春文庫
【本書の読みどころ】
本書は過去ににベストセラーになった著書の文庫版のご紹介である
私自身は読んだことがなかったので改めて一度読んでみようかと思い、手に取ってみた
読んだ感想としては、すぐ動くことの重要性と行動力を持っていると思っている方には得るものは少ないかなという印象ではある
ただ、すぐ動くことを習慣化している方は多くないだろう
そこで、ここでは本書のポイントだと思った部分を簡単にまとめておこう
まず、本書の肝である「すぐやる」基準として、著者はこう定義付けしている
「本気でやりたいと思ったことができたときに、10秒で動けるかどうか?」
それが人生を大きく左右すると語っている
すぐやる習慣は成功のための必須事項といっても差し支えないだろう
行動ができない方は行動できない理由があり、それを10の習慣としてまとめてあるので参考にしてもらいたい
また、10秒で行動する人の思考法として私がポイントだと思ったのは以下の5つである
①「悩む」ことからの脱出
悩むことは行動を制限する大きな理由となっている
悩まない行動ステップを本書では取り上げており為になった
②失敗を考えないこと
失敗を考えない、つまり成功するまで行動し続ける勇気の問題である
③「朝」を大切にする
具体的には瞑想や自己対話などが重要
④今ここに集中すること
⑤ムダな行動なんてないと考えること
これらを意識するだけでも行動を早くすることができると思うので参考にしてもらいたい
著者は本書の最大のポイントは「気分と視座の転換」であると語っている
自分の気分を良くしてポジティブを保ち、ミクロ・マクロの視座を身につけること
自分に必要だと感じたならば、一度目を通す価値はあるだろう
【さらに理解を深めるために】
『限りある時間の使い方』オリバー・バークマン(著)かんき出版