【書評】『統計学が最強の学問である』西内啓著・ダイヤモンド社
なぜ統計学が最強の学問であるのか知りたかった
本書を手にとったのは統計学がなぜ最強の学問なのか知りたかったからだ
その理由として著者はこう述べている
“どんな分野の議論においても、データを集めて分析することで最速で最善の答えを出すことができる”
つまり、学問の分野を問わず全てに横断的に関わることができる学問であり、その答えを出すことができるということだろう
そういった意味ではなじみのない分野ではあるが勉強する意味はある
統計の種類が網羅されており素人には理解が難しい
僕自身はP値や95%信頼区間ぐらいの意味がわかるぐらいで学問として勉強をしたことがない
始めの方はまだ理解ができたが、後半はいくつもの統計学の種類と内容が出てくるのでさっぱりわからないという状態だった
しかし著者は言う
“統計学はそれ自体最強の学問だが、その最強さをさらに盤石なものにするためには、ありとあらゆる統計学の考え方に対してオールラウンダーになることが求められるのである”
統計学は最新のものを含めて網羅的に理解する必要性を訴えている
そういった意味では、ある程度の統計の知識がある方には統計学を網羅的に把握するという意味では良い本だと思う
最善の答えは調べればいい
また本書では最善の答えの多くは調べればあると主張する
それが該当する論文を調べることである
この本では各学問別の論文を調べるための方法がまとめられている
ここだけでも実践するだけで本書のメリットは享受できたと言えるだろう
また会うその日まで
本書に関して、僕は途中からわけがわからなくなってしまったが興味は失われていない
もっと基本的な統計学の本を読んでみて改めてこの本に戻ってきたいと思った本であった