【書評】『習慣の力』チャールズ・デュヒッグ著・講談社
【本書の読みどころ】
習慣を変える書籍は数多くあるが、ほとんどの本が本書からの引用が多い
習慣の形成から、良い習慣を身につける、悪い習慣を良い習慣に変える、そして個人の習慣から組織の習慣まで幅広く網羅しているのが特徴だ
習慣についてはこの本で学べば十分な内容を持っている
【さらに理解を深めるために】
『「原因」と「結果」の法則』ジェームス・アレン(著)サンマーク出版
人間は習慣でできている
本書は習慣を味方につけるための本である
本書によると人間の全行動の4割は習慣であるといい、著者はこう述べている
「人は常によく考えて行動していると思っているが、実際は自分でもわかっていない衝動に動かされているのだ」
習慣は自分で認識がしずらいのでそれを変えるのも当然困難になる
まず、本書では習慣がどう形成され、どう習慣になっていくのかのメカニズムを解説している
そして、良い習慣を身につける方法と、悪い習慣を良い習慣に変える方法をいくつもの事例を使って説明している
最後の付録には古い習慣を認識し、新しい習慣を身につけるための、フレームワークがステップ・バイ・ステップでついているので安心だ
『もしあなたが変われると信じるなら、「変われると信じる」のを習慣にすれば、変化は現実のものになる。それが習慣の力だ。』
習慣の力は我々に良い報酬も、悪い報酬も与えてくれる
自分の習慣を見直したいのならば本書を読んで実践してみていただけるとよいと思う