【書評】『自分のスキルをアップデートし続けるリスキリンング』後藤宗明著・日本能率協会マネジメントセンター
【本書の読みどころ】
「リスキリング」という言葉が最近よくいわれて久しい
勤めている会社でも最近になり「リスキリング」という話が本社からも言われるようになってきたこともあり、一度基本的な知識をもっておこうと思い読んでみた
内容としては、常にこれから必要になるスキルを明確にして、それを身につけることにより、どんな状況でも必要な人材にアップデートが必要というものだ
特にデジタルについてのスキルの習得は強く推奨されているのが特徴といったところだろう
「会社も、必要な仕事も、それに付随するスキルも一定ではなく変化する」
というこれからの時代に生き残る必須スキルとして「リスキリング」があるという位置づけだ
アメリカではこのような働き方もが普通であることから、それが日本にもやってきたという流れである
「リスキリング」についての概要と考え方、そして必要なスキルについてまとまっているので、興味のある方はこの1冊を読めばよいと思う
私自身の感想としては、「リスキリング」という用語はさておき、自分に必要なスキルは常にアップデートするべきだという考えて生きているのでわざわざ読む必要な特になかったといったところだ
唯一ためになったのは「リスキリング」とは「自己啓発」とは根本的にことなり、必要なスキルを企業が明示し、その習得のためのコンテンツと時間は企業が捻出するところにある
その違いがはっきりわかったのでよかったかなという印象だ
【さらに理解を深めるために】
『ティール組織~新しい働き方のスタイル』フレテリック・ラグー(著)技術評論社
デジタルスキルはこれからは必須である
本書は「リスキリング」を体系化してまとめものである
内容としては初心者向けといったところで、意識がある程度高い方が読むと当たり前のことを書いているに過ぎないと感じるに違いない
その中でどんな職種で働いている方でも必要になるのは「デジタルスキル」一択だろう
何を学んらいいのか迷ったらまず「デジタルスキル」を学ぶことを優先すべきだと思う
本書でアメリカの会社が発表した、2021年に必要とされているデジタルハードスキル上位5つをあげておく
少し古い資料となっているが2023年度でも十分通用するので大丈夫だ
1位:クラウドコンピューティング
2位:人工知能
3位:データ分析
4位:デジタルマーケティング
5位:UXデザイン
の5つだ
自分の興味のあるところからコツコツ学んでいけばいずれ役に立つに違いない