【書評】『自分を超える法』ピーター・セージ著・ダイヤモンド社
自分を超える実用書
本書は自己啓発本であり、同じような本は数多く発刊されている
僕自身は自己啓発本は『思考は現実化する』がベストであるということに変わりはないが、本書はより現在に合った実用書という位置づけのイメージだった
最近の自己啓発本の中ではかなりレベルが高く、読む価値はある
ビジネスをするのにお金は必要ない
僕が本書で一番学んだのはビジネスをするのに必ずしもお金は必要条件ではないということだ
それでは実際にどうすればいいのかということになると思うが、著者は言う
“必死にお金を1円も使わずに、起業する方法を探し求めた結果たどり着いたのが、この「お金VS戦略」という概念でした。つまり、「資金ではなく、アイディアで戦略をつくる方法」です。やり方は極めて簡単です。自分に対して「よりよい質問」をするだけです”
“それは、「どうすれば、より多くの価値を加えることができるか?」という質問です”
つまり、相手の考えている価値以上の価値を加えることによりお金をかけずにビジネスを成立させることは可能だということだ
ここに関しては具体的な成功例をいくつもまとめているので是非読んでみて欲しい
この部分を読むだけでもこの本の価値はある
ライティング技術の重要性
もうひとつとても感銘を受けたのは1章を割いてライティング技術についてまとめているところだ
現代においてライティング技術の重要性は増していると僕は考えている
だからこそブログなどを始めたのはライティング技術の向上も兼ねているのだ
著者も
“すべての人にとって「文章を書くこと」は、最重要の項目である”
と語っている
しかもライティング技術に関してはかなり細かいところまで記載があり、エクササイズも教えてくれているので参考になるだろう
アンソニー・ロビンズの市場最年少トレーナーは伊達ではなかった
著者のピーター・セージは世界NO1コーチで名高いアンソニー・ロビンズの最年少トレーナーであり、本書を読んで伊達ではないと感じた
僕は上記の2点に非常に感銘を受けたが、本書はそれ以外にもさまざまな自分を超えるための要素がちりばめられている
値段以上の価値はある本なので気になる方は目を通してみて欲しい