【書評】『超「高速」勉強法』椋木修三著・成美文庫
【お勧め読者】
資格試験などの勉強をもっと効率的にやりたい方
【本書の読みどころ】
勉強に関する、マインドからタイムマネジメント、勉強方法などを網羅的にまとめられている
特に資格試験などの受験生を想定した形でまとめられている
特に参考になったのは勉強中にモチベーションが落ちたり、集中力が低下する場合の対処法については一読の価値あり
【さらに理解を深めるために】
『独学の技法』山口周(著)ダイヤモンド社
『「一発合格!」勉強法』超速太朗(著)日本実業出版社
繰り返すと思い出すのが勉強の基本
本書は主に資格試験などの受験生に対しての勉強法をまとめたものである
勉強法の本は普段からたくさん読んでいるが、ほぼ共通しているところが最近わかってきた
それは、
1.「繰り返すこと」
2.「思い出すこと」
の2つが勉強の基本だということだ
「繰り返すこと」に関しては疑う余地のない重要なことであろう
どのくらい繰り返すかは様々あるが、5回繰り返すのがおそらく一番多いと思う
一番の理由としては時間的制限がどうしてもあるからだろう
10回繰り返した方がもちろんいいのだが時間が足りない、しかし3回では不十分になる可能性が高い
だからその中間的なところをとって5回ということなのだと思う
そして、もう一つは「思い出すこと」だ
勉強が終わってから、その時間にやった勉強内容をテキストや問題集を見ずに思い出すという作業をやることが非常に重要である
人間は覚えるだけではすぐ忘れてしまう
それを思い出す訓練をすることで定着することが可能となる
もしやったことがない方は是非やってみて欲しい
記憶の定着がまるで違うことを実感できるに違いない
本書でも「繰り返す」「思い出す」の重要性とそのノウハウがしっかりまとめられている
特に勉強は1年などの長丁場になることが多いことから、集中力やモチベーションが低下したりすることがあるだろう
それを踏まえた上で、その時どうするべきかも本書ではカバーしている
すぐ読める内容なので興味のある方は一読をおすすめする