【書評】『99%失敗しない新規事業の創り方』松本剛徹、小島幹登(著)・ぱる出版
【本書の読みどころ】
本書は新規事業を立ち上げたい場合のアイデア探しから実際に事業を立ち上げるノウハウや資金調達方法などをまとめたものとなっている
読んだ感想としては、個人や少数で一から立ち上げるものではなく、企業に勤めている方が新規事業の部署を任された場合や、ある程度大きな規模の会社が新しく新規事業を考えたい場合を想定していると思う
ただし、本書の新規事業のアイデア出しのノウハウや、マーケティングの「ドライテスト」などは個人でも活用ができ、知らなかったアイデアもあったので参考にはなった
特に起業するネタを見つけたい方については有効活用できると思うので参考にしてみて欲しい
【さらに理解を深めるために】
起業のアイデア出しをしたい方には良書
本書は新規事業の創り方の本ではあるが、何の事業を立ち上げるかのアイデア出しに多くのページを割いており、そこが一番参考になると思う
私も読んでみて、起業アイデア出しの知らないヒントを得ることができたのでおすすめだ
まず、アイデア出しのアイデアで私が参考になったところを簡単にまとめておこう
1.不満買取センターというアプリを使ってニーズを探る
このアプリ自体知らなかったので知れてよかった。商売はお客さんの不平・不満を解決するためにあることからもそれを直接知ることができるので時間の短縮化や精度を高めることに活用できる
2.Amazonレビューの活用
Amazonレビューで星が1つのところを重点的にみて、不満やお客さんのニーズを探るアプローチ方法で、星の高いところしか普段みないと思うので逆転の発想が面白かった
3.ビジネスアイデア発想法
本書ではビジネスアイデア発想法として3つを取り上げて解説をしている。基本的なこともあるが新しい発想を考える際に参考になると思う
この3つが個人的によかったので是非参考にしてもらいたい
また、事業を実際にマーケットに出す際の「ドライテスト(商品の完成前に完成度を高めるためのテスト)」については、まったく知らない知識で参考になった
「ドライテスト」については実際のやり方に至るまで詳細にまとめられているので、知らない方は是非読んでみて確認し、活用してみて欲しい