【書評】『Joy at Work 片づけでときめくはたき方を手に入れる』近藤麻理恵 スコット・ソネンシェイン(著)・河出書房新社
本書は片づけの本となっている
僕自身がもともと片づけに興味がなく、基本片付けができない
ただ最近片づけも重要だと認識に変わってきたので、その一歩を踏み出すためにこの本を読んでみた次第だ
そういう事情もあり、片づけができている人は読む必要もない本ではあると思うが、僕のように片づけに興味がない人や片づけたいけど片づけられない人には良書であると思う
本書のポイントをまとめておこう
片づけが自宅のみならず仕事のオフィスなどにも言及がある
普通片づけの本は自宅を想定したものが多いと思うが、こちらの本は自宅だけにとどまらない
オフィスのデスク整理にも言及しており、片づけのポイントもまとまっているところが良かった
そして現代の特徴的な片づけ場所、パソコンのdesktopの片付けにも及んでいるのが素晴らしい
僕はもちろんdesktopもファイルで一杯になっているのだが、どうすればいいのかわからずどうしようかと思っていたが、本書にそのヒントが書かれており早速やってみようと思った
片づけへのリバウンドに対しての記載があること
本書で最も素晴らしいと感動したのが、片づけへのリバウンドについての対策にも言及しているところだと思う
一度は綺麗に片づけてもそれを維持する必要がある
一度片づけて仕事の忙しさなどに巻き込まれ、つい忘れてしまい結局元の状態に戻ってしまったことは誰でもあるのではないか
本書はその対策にもフォローをしている
ポイントは片づけの目的をはっきりさせるという心構えの話になるのだが、ここまできちんとフォローしてくれているのは心強かった
片付けの定義の認識が間違っていた、、、
最後に自分が一番参考になったのは、「片づけた」という状態はどんな状態なのか?
つまり、「片づけた」と言うことができる定義はなんなのかということだ
この認識が僕とは違っており、ここ認識を改める必要があると学んだ
これからこの本を参考にして、家庭・仕事・デジタルの片付けをやっていき、より良い生活を送っていこうと決意した次第だ
最後に「片づけた」という定義を本書から学んで終わりにしようと思う
“二度とリバウンドしないデスクをつくるために目指すべきゴールはたった一つ。それはデスクの収納の全体像を完璧に把握できている状態です。自分がどのようなモノをどれだけの量持っていて、それらがどこに収納されているか。仕事の性質上、どういったモノが増える傾向にあって、増えた場合にどこに収納していくか。これらすべてを把握した状況になって初めて「片づけた」と言えるのです”