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【書評】未来記憶 イメージする力が結果を呼び込む 池田貴将(著)・サンマーク出版

 
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アンソニー・ロビンズ直伝トレーナーの池田貴将が送る、目標達成を「ラクに」やる方法

世界的に有名なコーチであるアンソニー・ロビンズからトレーナーとして認められた池田氏が目標をラクに達成さえる方法論を説いた一冊である

目標達成の本は巷にたくさんあるが、この本の特徴はなぜ目標を達成できないのかというところに、感情という自分の心の動きを重視している点にある

筆者もこう語っている、

目標達成のために重要なのは思考のコントロールではなく、感情のコントロールである

その感情のコントロールに重要な意味を持つのが本書のタイトルになっている「未来記憶」である

「過去記憶」「現在記憶」「未来記憶」

では未来記憶とは何かということになるが、詳しい内容は本書に譲るとして、今回は簡単な例えてイメージを持っていただければと思う

「過去記憶」:過去に経験した記憶ーたとえば「過去に飛び込み営業して怒鳴られた」「朝起きたら寒くてつらかった」という実際にあった記憶のことです

「現在記憶」:「今日やらなくちゃいけないことがこんなにある」などという現状に関する記憶です

「未来記憶」:「ここでお客さんをフォローしておけば、あとで評価が上がり、お給料をたっくさんもらえるはずだ」などと、その行動をしたらこの先の未来にどんなことが起きるのか、どんな自分になれるのかという、その行動の先にある未来のイメージのこと

目標達成にはこの「未来記憶」を他の2つの記憶より大きくすることが重要だと主張されている

「未来記憶」を使うメリット

未来記憶を使うメリットとして本書では3点あげられている

・目標達成が2倍の早さになる

・継続し続けることができる

・人生の質を上げることができる

この中で僕が素晴らしいと感じたのは、「継続し続けることができる」という所で、本書でも継続力を複利の力で簡単に説明している

毎日、自分自身が昨日の自分より0.1パーセントずつ成長しようと努力したとしましょう。すると1年後には、1.4倍の自分になることができます。それでも、飽きることなく、5年間続けられたとしましょう。すると、5年後には6倍の自分に成長しています。そして、それでもまだ飽きることなく10年間成長し続けたとすると、10年後には38倍の自分自身になっていることができるのです。もしも0.2パーセントずつ成長したなら、10年後には1,466倍の自分になれるのです”

思考よりも感情が大事

本書を読んで、無意識に思考が大事だがと思っていたが、そのさらに内面の「感情」が一番大事だと教えてくれた一冊だ

僕自身は楽読という速読教室を定期的に受講しているが、正にこの感情にフォーカスしたものでどれだけ感情が自分に大きな影響を与えているのかが理解できる

だからこそ、本書を是非手にとってみて欲しいと思う

わかっているけど「面倒くさい」と思ったあなた

筆者はこう語っています

じつは、この世の中には、「面倒くさい」ものなど1つもありません。

あるのは「面倒くさい」という感情を生み出してしまう「意味づけ」だけです。

自分に起こる意味づけをいい感情に変え、自分にとって意味のある目標を達成できる自分に成長できることを願って

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