囲碁は調和と形のゲーム
囲碁はルールを知らない人には何をやっているかもわからないなぞのゲームですが、簡単に言いますと陣取りゲームをやっているのです。
陣取りゲームなのな、自分の陣地を広げようとすればするほど、相手の陣地に近づくことになりますので戦いが始まります。
一方で戦いを避けて陣地を広げないと、相手に陣地を広げられてしまいますので簡単に負けてしまいます。
つまり囲碁は調和(バランス)のゲームなのです。
囲碁で磨くバランス感覚
囲碁では相手のことを尊重しつつも、少しだけ自分が有利になる手を打つというバランス漢学が非常に重要になります。
囲碁を打っていると会話はしなくても相手とこういった会話がなされています。
「すいません、私はここまでの陣地が欲しいのでこの辺まで踏み込ませてもらいますね」
「そこまでだったらなんとか許しますよ。それ以上入られたらだまっちゃいられませんでしたけどね」
の様な無言の会話がなされるわけです。
ですので相手に対してどうバランスを取るのかについての感覚が強くなります。
相手の感情や考え方を予測し、どこまで相手の陣地に踏み込んでいくのかが鍛えられます。
これは普段の生活でも非常に有利になります。
囲碁は形で理を示す
囲碁は陣取りゲームですので、相手との戦いは基本的に避けられません。
そこで戦いの指針となるのが「石の形」です。
「石の形」とは簡単にいえば石の効率化と読み替えても大丈夫です。
囲碁では「良い石の形」と「悪い石の形」というものがありまして、石の形が悪いと簡単に石の効率性が失われ負けやすくなってしまいます。
一方で石の形が良いと戦う時にも、守る時にも有利になります。
また、囲碁では「石の形」でここに打たないと形が崩れてしまう急所というものがあり、その攻防が囲碁の勝負に直結するのです。
囲碁で得られるもの
囲碁は調和と形のゲームです。
相手とのバランスを保ちながら、石の形の効率性を競うゲームです。
右脳と左脳を同時に使う、非常に奥の深いゲームですのでとても面白いです。
ルールを覚えるところを乗り越えればなんとかなりますので一度チャレンジしてくださいね。