本物の勉強法
白川 敬裕(著)ダイヤモンド社
著者は弁護士の方です。ラ・サールから東大に入学し司法試験に合格、現在は弁護士をやられています。
そんな著者がどういった勉強法を使ってきたのかをまとめている本となっています。
他の勉強法の本も引用しながら、重要部分をまとめていきたいと思います。
そもそもあなたは勉強しているか?
著者の白川さんが学生のころからどのように勉強されていたか、詳細に記載されているのですが、これだけ勉強しているんだなと非常に関心しました。
勉強ができないという人は勉強できる人よりも勉強していないことが原因であり根本なのだということを改めて教えてくれます。
教科書の予習・復習と問題集を解くことを「最低でも5回以上」繰り返したからこそ、覚えた内容を記憶に定着できた
教科書や問題集を繰り返すということは、著者はもとより他の勉強法にもほとんど記載がある重要事項だと考えています。
やはり身につけるには繰り返すしか方法がないということです。
著者の白川さんは5回と記載がありますが、他の著者だと7回の場合もありこれは人によって違うということだと思います。
とにかく身につけたいなら継続して繰り返しましょう。
戦略的に休むこと
「戦略的に休む」ために、土日で24時間分の休息を死守すると著者は語っています。
私もまったくの同感でどこかで勉強しない時間を確保しないと他の大事なことをないがしろにする可能性が高いと思います。
そのために休息の時間をあらかじめスケジュールしましょう。
他の著者では2週間に1日は完全に休むことを推奨している場合もあります。
これは独身なのか、ご家族がいらっしゃるのかなどによると思いますので柔軟に対応しましょう。
印象に残った著者の言葉
「目標を持って計画をつくり、他の人がやらない時間も勉強をし、何度も繰り返していれば、時間はかかったとしても、天才たちと対等にわたり合える」
成績がよくなる前には、ほぼ必ずと言っていいほど、「勉強をしているのに、なかなか結果が出ない時期」があるのです
「何もしないよりは、『3日坊主』のほうが、まだ、はるかにマシ」とポジティブに考え、私は「3日坊主勉強法」を思い立ち、「サボること」に寛容になったのです。大切なのは、小さくてもいいので「ゼロ→1」にすることなのです
「ビジネス書を読む→実際の仕事で実践してみる→その成果や気づきを本に書き込んだり、メモにまとめる」
「やるべきことを、全力でやり続けていれば、行き詰まりは必ず解消する」
当たり前のことを当たり前にまとめた素晴らしい1冊
著者もおっしゃっておりますが、この勉強法は基本的なことが書かれています。
勉強は基本が一番大事で基本を身につけることが一番の近道なのだということを教えてくれます。
本を読むことで勉強をするモチベーションが高まります。
勉強のモチベーションが低くなってきたときに読むのもいいと思います。
それでは、また!