良い会議の3条件
組織に勤めている人は会議は避けられないものです。
ただ、ほとんどの人は時間の無駄であるとか、意味がないといか思いながら会議にとりあえず参加していたり、会議の為に会議をしているのが多いと思う。
少なくとも時間をかけて会議をやったにも関わらず、全く成果・結果が出ないという経験は誰にもあるだろう。
成果・結果の出る会議にしたい・・・それは会議を開催する人にとって重要なニーズのはずだ。
そんな方には
「ファシリテーション超技術 園部 浩司(著)かんき出版」を一読するのをお勧めする。
非常にわかりやすく書かれており、どんな方にも参考にしてもらいたいという意志が感じられる一冊だ。
著者は良い会議の条件として、
1.時間通りに終わる
2.決める(まとまる)
3.参加者の納得度が高い
の3つを挙げている。
この3つの中でとりわけ重要視しているのは「参加者の納得度が高い」だ。
なぜ良い会議は参加者の納得度と相関するのか?
この答えに関しての理由は簡単で、結果が出ることは“行動を伴うもの”だからだ。
それでは行動を伴うようにするにはどうすればいいのかというこにフォーカスすればいいということになる。
この場では良い会議とはという条件をつけているので問題解決プロセスに限定して話すことになるが、会議をやる理由は、理想と現実のギャップを明確にし、そのタスクを定め、人の行動を変化させるためにある。
つまり、会議をした結果、何も結果が変わっていないということは、行動が全く変わっていないことと同義ということになる。
それではなぜ、人の行動が変わらなかったのか?
それは、「参加者が納得したかどうか?」で説明できるという理屈だ。
人間は理解・納得しないと行動しない生き物
人は本来、行動を変えることを嫌がる動物である。
もともと慣れしたんだ行動を変えることは非常にストレスになるのだ。
それを変えようとするならばその人は行動を変えることがメリットになるという理解・納得が必須になる。
今までは会社(組織)が中心になっていたため、会社の指示は必ず従うことが当たり前になっていた時代がある。
しかし、今の若い人を見ているとそうはなっていない様に見える。
どうしても納得がいかないものは建前上、従うという態度をとっているが実際はやっていないということが散見されていると思う。
だから今の時代は会社の指示だけでは行動は変わらないと認識するべきだ。
その指示の理由を丁寧に説明し、理解・納得まで掘り下げることで行動が伴うと考えを改める必要があると思う。
納得度を高めるために説明力が非常に重要
人に対して行動変化を起こさせるため、説明力(=納得力)が非常に重要だ。
それでは説明力を高めるためにはどうすればいいのか。
それは、“良い問い”を見つけることだ。
良い問いでしか良い答えは見つからない。
説明力を高めるためには、質問力の強化が不可欠ということになる。
質問力に関しては非常に幅広くかつ深い分野であり、特に対面での仕事(営業など)では奥義でもある分野なので内容については、書店などで探して勉強するといいと思う。
私も常に勉強している分野の一つではあるがいつも新しい発見がある非常に面白い分野なので是非、色々な本を読んでもらいたいと思う。機会があればブログでも今後ご紹介したい。
良い会議をして生産性を高めよう
会議に関する本は巷に非常にあふれている。
それは無駄な会議、成果のあがらない会議が非常に多いという事実も示している。
良い会議=行動の変化を伴う=参加者に納得してもらう
ということを念頭において会議をすることで少しでもよりよい会議をしたいと思う。
是非、本も含め参考にしていただけるととても嬉しい。