【書評】『微差力』斎藤一人著・サンマーク出版
良い本の条件
説明不要の斎藤一人さんが書いた一冊
斎藤一人さんの本は文字が大きく、文字数も少ない(かなり余白を持たせて書いてある)
なのに読むのに時間がかかるという不思議な本
かなり深い内容を限りなく簡潔に書かれているため、少し読むたびに考えさせられ、感動したりする
難しい内容を誰にでもわかるように書かれている本書は正に良書と言えるだろう
それだけで読む価値がある
全ては道理
本書は「微差力」というタイトル通り、微差がどれぐらい重要でどれだけの差がつくことなのかをあらゆる事例を通して説明してくれている
そして、それと同じぐらい説明しているのが「道理」である
「微差力」も「道理」の内に含めると、この本は「物事の道理」について説いている本といって差し支えないと思う
当たり前すぎて重要視されていないことがどれだけ重要かを説いているという点で、「微差力」について書かれているとも言えるし、「道理」を説いているとも言えるだろう
僕が読んで感動したところ
“世の中には、三つのパターンしかありません。
期待どおりは、普通です。
期待以下は、消えて行くしかない。
期待以上で、はじめて、プロなのです。
期待以上。
どのぐらい相手を喜ばせられるか。
どのぐらい相手を感動させらえるか。
これにつきます。”
“人生、何でも、細かい努力が大事です。
細かい努力は、絶対、無駄ではありません。
商売でも、細かい努力が、みんな実を結んで、全部に違いが出てくるのです。
どんどん大きくなり続ける会社というのは、細かいところにどんどん、どんどん、さらに執着するところなのです。”
この本は最低でも七回読んでくださいね
斎藤一人さんの著者は多くあるので、どの本を読んでもいいと思いますが、私はこの「微差力」という本がお気に入りだ
斎藤一人さんの本で唯一自分の本棚に入れている一冊なので、是非一度読んでみることをお勧めする
この本の最後はこの言葉で締めくくられている
“この本は最低でも七回読んでくださいね。”