【書評】『誰でもなれるアイデアの天才』 藤由達藏(著)・ぱる出版
アイデアの発想法はこの一冊があればいい
アイデアの価値と重要性は周知の通りであり、新しいアイデアを常に求められている
だからこそ、書店に足を運ぶと、アイデアに関する本がたくさん並べられている
特にアイデア発想については天才的なセンスを持つ一握りの人のものという間違った誤解もあり、どの本が自分にとって参考にすればいいのかわからないこともあるだろう
そんな方に朗報だ
アイデアに関する書籍は本書を読めば主要な発想は網羅できている
内容の簡潔さもあり、アイデア発想に関する本はまず本書を手に取っていただくことをお勧めする
「アイデア」は誰もが生みだせるもの
本書はアイデアの「発想法」「思考法」「情報力」「行動力」「実践法」の5つについてまとめられている
今回はアイデアの発想法について僕が参考になったところをご紹介しよう
『アイデア創出の観点からは、すべての課題には必ず答えがあると思うこと』
これはアイデアを創出するための意識の持ち方で、人間はムリだと思ったらそれ以上考えることができない。よって課題には必ず答えがある、当然そのアイデアもどこかにあるに違いない、と思っていれば探し続けることができる
自分は「アイデアを生み出す天才」だと思い込んでみましょう
『ものまねから始めて、まねを五回変形させる』
あるアイデアをものまねし、同じ部分を残しながら五回変形させることで、にせものではなく、オリジナリティを持った新しいアイデアを創出することができる
商品であってもサービスであっても同じことで、アイデアの一部分を活かして、それ以外を自由に変形させていくことで、まったく新しいアイデアを生み出していくのです
『質を求めず、呼吸するようにアイデアを出し続けよ!』
アイデアを生み出すことを日常のルーティンにしてください。毎日、三度の食事を取るようにアイデアを出す時間を作ってください。これを続けていくと、次第に、アイデアを出さないと気持ち悪くなります。まるで歯磨きをしないと気持ち悪いのと同じです
本書でアイデアに困らない自分へ
本書ではアイデアに対する「実践法」もまとまっているので、本書で訓練していきアクションをその通りやれば、豊富なアイデアを出すことができる
また、文章を読んでわかるが、著者の藤由さんは様々な分野への造詣が深く説得力があり、楽しく読むことができる
ビジネスでも、プライベートでも自分の人生をよりよいものできる内容なので是非一度目を通してみるのをお勧めする