【書評】『営業の神様』ジョー・ジラード(著)・アルファポリス
営業の本ではない
ジョー・ジラードの著書であり、自動車販売台数全米Topを引退までの12年間続けた営業のノウハウを余すことなく公開しているのが本書となっている
しかもこの記録は今なお破られておらず、営業マンとして勇逸、米国自動車殿堂入りを果たした人物とのこと
そんなすごい人の営業方法を1700円足らずで教えてもらえるって書籍とはつくづく偉大だ
本書では世界一の営業マンになったルールを十三にまとめてそれを詳しく説明している
本書で著者はこう語っている
“ジョー・ジラードの成功の【秘密】を知りたいと思ってこの本を読んでいるなら、ただちに忘れろ。今すぐ本を置くことだ。いいことを教えよう。
秘密などない
健康と幸せと成功へのエレベーターは故障中だ。階段を使って、一歩ずつ登るしかないないのだ。私がしてきたように”
この本はジョー・ジラードの努力の人生を描いたものであり、営業のみの本ではない
どんな仕事だとしても読む価値がある
十三のルールというジョー・ジラードの意志
本書は大きく4のグループに分けている。すなわち
1.準備のルール
2.現場でのルール
3.クロージングのルール
4.充電のルール
である
この4つのグループの中に更に注意すべきルールが加えられており十三のルールとしてまとめている
アメリカでは不吉とい言われる十三という数字をルールの数としているところも著者の強い意志を感じることができるだろう
“私は迷信深い人間ではなく、運は信じない”
基礎基本の大切さを学ぶ
本書を読んで改めて成功の道は自分で一歩一歩登っていくしかないのだという言葉が身に染みた
本書のルールの一つに「働くときはとにかく働く」”という項目がある
ジラードは自分が大きな成功を収めたのはよく働いたからだという
逆に言えば他の同じ営業マンは仕事をしていないと言ってはばからない
“多くの人は勤務時間中に仕事をサボれて得をしていると思っている。だが、本当は自分自身を欺いているにすぎない。彼らは、ほかの人の分まで真面目に仕事をしている人をお人よしのカモだと思っている。だが彼らに教えてやりたい。
「カモはどこにでもいる」というが、職場に来るだけで一日中何もしない連中こそ、真のカモなのだ。毎日を無為にすごし、物乞いが路上だけでなく屋内にも存在することを証明している。”
心にずっしり響いてくる
まだまだ自分は仕事の量が足りていないのだと考えさえてくれた
このように本書は基礎基本だらけの本だ
だが基礎基本を極めることこそ世界一の唯一の道であることを彼は示している
本書は自分の本棚に置いておくことに決めた
数年後読み返して自分がどこまで成長したか確認するために