【書評】『時間とムダの科学』大前研一ほか・プレジデント社
当時の著名人たちのタイムマネジメントを学ぶ
発刊が2005年と古いがその当時話題の経営者や著名人20名の時間術や活用術に対する考え方やノウハウをまとめてある
具体的にはスケジュール管理術や情報整理術、手帳術などが話の中心となっている
内容としては多岐に渡っており、内容的にも今でも十分通じるもので面白かった
共通点を見つける
こういう多くの著名人の意見をまとめている類の本は様々な考え方やノウハウがあるので、どれを参考にするのがよいのか迷うこともあると思う
場合によっては同じ題材で全く真逆の主張を展開している場合もある
その場合に僕がやっているのは、共通点を見つけることだ
どの著者でも主張されているものをピックアップできればおそらく正解である可能性が高いのではないかという推理だ
経営者の時間術での共通点としては以下の通りであった
・朝が早い6時間前後には起床している(寝る時間も早く22時前後には就寝する)
・飲み会は1次会までしかいかない(2次会以降は無駄な時間と判断している)
・オフは必ずとる(家族の時間や一人で考える時間などをスケジューリングしている)
このように読んでいけば誰でも一般化でき実践しやすくなるし、結果を出している方達の共通項なので情報の信頼性もあがるだろう
僕の試してみたいこと
本書では手帳術に関しても記載があったのだが、経済評論家の西村晃氏が推奨している、ポストイットを活用して情報整理をしている記載があった
僕もよくポストイットを使用してタスクの管理をよくやっており、僕が実践したことがない活用法をやられており非常に感銘を受けた
今のポストイットの活用術よりも更にアップデートできると感じ、この方法を今日から取り入れてみようと思う
このように自分が実践していることのアップデートについては自分でその価値を把握しやすく取り入れやすい
ノウハウがあふれている中で
現在はノウハウ本が数多く出版されているので、何をどのように取り入れていけばいいのか迷ってしまう読者も多いと思う
その場合には「共通項を探してみる」「自分で価値を判断できる」ことをピックアップして自分に取り入れていくことで実践しやすくなる
良かったら試してみて欲しい