【書評】『日本一稼ぐ弁護士の仕事術』福永活也・クロスメディア・パブリッシング
取り入れるべきことと、取り入れるべきではないところ
本書はフリーターから弁護士になり、最高年収10億円まで稼いだ著者の成功した秘訣をまとめたものである
まず、是非参考にして欲しいところとしては、なんでもチャレンジしてみることの重要性であろう
著者はなんでも自分で体験してみないと気が済まない性格らしく、すぐやめてもいいのでまず自分で体験してみることを推奨している
一見すると無駄なことをやっていると思われるかもしれないが、僕もこの考え方に賛成である
人生において無駄なことはないし、一見すると無駄なことが自分の人生に大きな影響を与えることもある
つまり、何が自分に必要なのかは自分でわからない場合も多いという事実なのだ
著者はこう述べている
“自分の、自分による、自分のための人生を大切にするべき“
だと
一方で取り入れるべきではないこともある
というより取り入れることがほとんどの人は不可能だと言ってもいいだろう
著者は日本中を探しても多くの時間を使って働いている
本書を読む限りでは寝る時間もできる限り少なくして、その他は仕事をしているというイメージだ
予定は24時間いつでも入れれるようにすることを勧めていたりと、ハードワーカー中のハードワーカーだ
これは僕にはできないし、できる人は一握りだろう
これを真似したら逆に体調を壊す可能性すらある
このように大きな成果を上げている人は大きな犠牲も払っているのだ
普通の人が犠牲にできない量を犠牲にしているからこそ、ここまで成功しているとも言える
だからこそ、自分に取り入れることと取り入れないことをきちんと自分で判断しなければならない
本書の成功法則は著者だからこそできた部分も大きい
その解釈を間違ってはならない
成功本を読むうえで注意すべきことである
努力の重要性と継続し続けることが成功の秘訣であり、手品などはないのだということを著者から学んだ
このように逆に良いと思うところは積極的に取り入れていこう