【書評】『デザイン思考の教科書』ハーバード・ビジネス・レビュー著・ダイヤモンド社

【お勧め読者】

・ビジネス思考という考え方を一通り一冊で学びたい方

【本書の読みどころ】

デザイン思考を一通り学びたい方には最適な一冊

特に「Jobs to Be Done」の論文は読む価値がある

この論文だけでも本書を買った意味があると言えるかもしれない

【さらに理解を深めるために】

『エッセンシャル思考』グレッグ・マキューン（著）かんき出版

『デザイン思考の仕事術』棚橋　弘季（著）日本実業出版社

デザイン思考を一通り学びたい方にはちょうど良い

本書は近年盛んに提唱されているデザイン思考に関する著名な論文をまとめたものである

特に「Jobs to Be Done：顧客のニーズを見極めよ」については必読だ

本書の中の論文は2010年～2020年の間ぐらいの著名な論文を掲載しているもので、近年のマーケティングの根本にある考え方なので読んでおくに越したことはない

ただし、あくまで論文の掲載なのでそこから派生する論点や具体的なアウトプットについてまで体系的にまとめられているわけではないので、深く学びたいマーケティング理論があれば他の著書で更に学習していくしかない

それを差し引いてもデザイン思考全体を、著名な論文で学べるのは価値がある

さすがハーバード・ビジネス・レビューといったところだ