【書評】『お金を稼ぐ習慣術』午堂登紀雄著・日本実業出版
【お勧め読者】
自分の生活習慣を改める方法を具体的に知りたい方
マルチタスクの習慣を身につけたいと思っている方
【本書の読みどころ】
本書は「お金を稼ぐ」つまり「仕事の生産性を上げる」ことを著者の経験をもとにノウハウを具体的にまとめられたものである
著者自体が行動を細かく細分化して改善していく考え方なのでノウハウは生活習慣の細かいところまでまとめられており、行動に移すことに関しては迷うことがないレベルになっているのが特徴
ただし、なぜその行動をするのかという目的については多くを割いていないため、自分のやるべきことが、よりはっきりしている方ほど本書は役に立つだろう
【さらに理解を深めるために】
『週休3日でも年収を3倍にした仕事術』越川 慎司(著)PHP研究所
『年収10倍アップ時間投資法』勝間 和代(著)ディスカヴァー
行動の効率化を最大限に高めるタイムマネジメント本
本書は自分の行動に関する生産性を最大限高めることを目的にまとめられている
よって、内容は具体的にどのような行動をするべきかということが中心になっている
自分のやるべきことが明確化している方には、本書で自分が取り入れるべき行動をそのまま活用することが可能であろう
しかし、自分の行動の目的が明確化されていない場合は、無駄な負担だけが増える可能性もあることから全てをマネするのではなく、自分に明確に役に立つことを自分で選択する必要があるだろう
本書では、活動時間を高めるために睡眠時間を減らすことまで書かれており、現在のエビデンスでは非効率なこともある
10年近く前の書籍であることからしょうがないところもあるが、書籍の内容というのは常にこういったリスクがあることを踏まえて、自分がきちんと取捨選択し取り入れることが重要だ
以下に、本書を読んで自分が取り入れることを決めた行動を一覧でまとめておく
・砂時計を使って、締め切り効果を習慣化する
・作業を分類してポイント化して生産性を視覚化する
・1日休ではなく、半休を活用し常に集中力を保てるようにする