【書評】『うまくいっている人の考え方 完全版』ジェリー・ミンチントン著・ディスカヴァー携書
【お勧め読者】
ポジティブ思考の訓練に
良質なアファーメーションを探したい方
【本書の読みどころ】
24年間読まれ続けている『うまくいいている人の考え方』の完全版
見開き読み切りで構成されており、自分の好きなところやその日の気分で選んで読める
あくまで「考え方」の本なので繰り返し読んで自分のものにする必要があることを考えると携帯しやすい文庫本にしているところもよく考えられている
【さらに理解を深めるために】
『自分を鍛える!』ジョン・トッド(著)三笠書房
『道は開ける』D・カーネギー(著)創元社
アファーメーションを見つけるにも使える
本書は自分のネガティブ思考をポジティブ思考に変えることを目的にしているものである
実際に読んでみて繰り返し記述があるのが「自分自身をまず大切にすること」であると思う
著者は「自尊心をどう高めるか」をテーマとして書いていると語っている
自己啓発の始まりはすべて自分自身から始まるのであり、そこを抜きにしてうまくいくことはないということだろう
本書を読むと、何がネガティブな考え方でポジティブな考え方なのかがわかりやすく対比されており、一つひとつの文章に勇気がもらえる
そして、1つのテーマに見開き1ページでまとめられているのでその時の気分や、目次を読んで今の自分の必要なテーマを読むことも可能だ
最後に僕が一番使えるなと思ったのは「アファーメーション」を探すために読むという使い方だ
よいアファーメーションはいつも見つかるものではないが、本書では使えるものがいくつかあった
それだけ良書ということもあるが、自分に合ったアファーメーションを探すという読み方も面白いと思う
以下に、自分がメモしたアファーメーションをまとめさせていただき、書評とさせていただくことにしよう
「正しくてもまちがっていても、自分は常に価値のある人間だ」
「自分は今のままで完全に価値がある」
「適切な行動を起こして最後までやり遂げれば、望んでいた結果を手に入れることができる」