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【書評】『レバレッジ・シンキング』本田直之著・東洋経済新報社

 
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【本書の読みどころ】

行動をしているのに効果が感じられない、思った成果が出ていないことは誰にでも経験があるだろう

それは、思考・考え方に問題があるのかもしれない

その一つの答えを出してくれるのが本書だ

本書はでは、考え方を変えることにより、具体的には「労力」「時間」「知識」「人脈」の4つのカテゴリーを最大化する思考を身につけ、実践することにより自分の出すべき成果を出せるようになるという実践書である

本書で一番重要など思うのは、「継続性」だ

行動を変えて一度成果を出すよりも、継続して永続的に成果を出す方法の方が価値が高いことは明らかである

その「継続性」を中心に考えて構成されているところがgoodポイントだと思う

つまり「思考」を「習慣化・ルーチン化」できるまでを本書ではカバーしているこということだ

【さらに理解を深めるために】

『レバレッジ人脈術』本田 直之(著)ダイヤモンド社

考え方を変えて習慣化し永続的な利益を享受する

本書は思考を変えることにより、自分の出したい成果を最大化する方法をまとめたものである

思考というのは、範囲が大きく、曖昧さがある

そこで著者は、思考の中で特に重要であると位置づけている「労力」「時間」「知識」「人脈」の4つのカテゴリーに分け、この4つのカテゴリーに対して行動を仕組み化し、習慣化することで効果をあげることができると語っている

私が本書で特に参考になったところは、『ゴールを定めて、「しないことを」見つけよ』というところで、ゴールを明確化することを推奨している

その明確化するメリットとして、「しないこと」がはっきりわかることを指摘している

「ゴールを明確に描く最大のメリットは、選択力が身につくことです。自分にとって何が大切で、何が大切でないかがわかるようになります。余計なことをしなくなり、時間、労力、お金の無駄がなくなります」

と著者は本書で語っている

何かをすることよりも、何をしないかを決めることが重要であるということは、様々なビジネス書でも語られているが、

何をしないかが明確化されていない=ゴールが明確に描けていない

ということを著者は言っているのだと理解できた

『レバレッジ人脈術』の紹介にも書かせていただいたが、本書にも巻末にレバレッジ・シンキングのチェックリスト50がまとめられており、「今までの考え方」と「レバレッジ・シンキング」に分けて対比させてリスト化している徹底ぶりだ

この本もかなり昔に出版された本であるが、思考は時代を超えて通用する分野であり、今でも十分役立つし、実践も可能だ

興味のある方は是非、一読してみて欲しい

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