【書評】『教養としての世界の名言365』佐藤優監修・宝島社
世界のさまざまなジャンルの人物の名言を1日1人365名取り上げられている
特徴的なのは名言の背景やその名言がどのような文脈で話されたかなど、名言に関わる時代背景を含めた情報をコンパクトにまとめられていることだろう
教養を深めるのを目的としている通りに、ジャンルとしては「政治・歴史」「経済・経営・ビジネス」「社会」「哲学・思想」「音楽」「文学・演劇・古典芸能」「美術・建築」「現代視覚美術」「科学・テクノロジー」「スポーツ」の10項目にわたっており、リベラルアーツのようなラインナップだ(監修者は意識していることは間違いない)
自分の知らないジャンルの知識を強制的に知ることができるのもメリットであるし、人物も偉大な人物から凶悪な犯罪者まで様々である
内容もかなり濃い内容となっているので読み応えも抜群である
是非、1日1名言のチャレンジをしてみてはいかがだろうか?
人類の歴史人物事典
本書は世界のさまざまなジャンルの人物の名言を1日1人365名監修されているものとなっている
ジャンルは10項目に渡っており、自分の知らないジャンルの人物も知ることができる
偉人ももちろん取り上げられているのだが、犯罪者など良いことをしただけの人物だけを取り上げていないところも面白い
自分の知らない偉大な人物を知る機会として非常に有用な本となっていると思う
名言にはその生まれた背景や、どんな文脈で話されていたかなど名言に関わる情報をコンパクトかつ詳細にめとめられている
そして、その一人ひとりの名言の下にtopicが小さい文字でかならず記載がされており、人物の豆知識や裏話もまとめられている
これがまた面白いのだ
このようにコンパクトにまとめられているものの、非常に読み応え抜群で、教養を積むための本としてまとめられたというのにも納得の一冊だ
1日1名言を是非チャレンジしてみてはいかがだろうか?