【書評】『営業の魔法』中村信仁著・株式会社コア・アソシエイツ
【本書の読みどころ】
本書は営業という仕事の教科書というべきもので、営業という仕事の素晴らしさから、お客様に対する心構えから営業テクニックまで余すことなく説明されている
本書の内容をそのまま実行すれば営業において大きな成果をあげることができることは間違いがないだろう
そして本書の内容は一人のさえない営業マンが主人公がメンターに出会い、成長していく物語として描かれている
高度なテクニックを物語にすることでイメージとしてわかるようにしており、主人公の成長が自分の成長の様に感じられ、臨場感をもって読むことができるようになっている
営業はどんな方でも必要な重要な仕事である
営業をやっていない方にこそ読んでもらいたい一冊である
【さらに理解を深めるために】
『営業成績が上がる「一冊一顧客」ノート術』中村 信仁(著)PHP研究所
営業は人間力
本書を読んでみると営業という仕事は人間力を磨くものだということが一番大事であることを再認識させてくれる
私も営業という仕事を長年やっているが、その営業マンがどんな人間なのかは話さなくても会った感覚でわかるものだと思う
自信があり積極的な人は、そのような雰囲気を醸し出しているし、自信がなく不平不満をいつも言っているような人は、そんな淀んだ空気が流れるものだ
そしてそれは認識さえできればよい方向にいくらでも変えることができる
何度も生まれ変わることはできるのだ
本書を読めばそれがわかる
営業というくくりではなく、人間力を磨くという観点で本書を読めば最大限に本書の教えを吸収することができるだろう
「ポジティブ・シンキングとは前向きに考えることと解釈されていますが、真のポジティブシンキングは、明確なビジョンのもとで、それに向かって思考を集中し、断固たる勇気を持って行動することです」
「ビジョンから目をそらさないこと。身を投げ出す勇気を持って歩くこと」
営業という仕事はこういうものである