【書評】『すばらしき特殊特許の世界』稲森謙太郎(著)・太田出版
【本書の読みどころ】
本書は特許についての基礎知識を楽しく学べる本となっている
特許については言葉は知っているが、具体的にどのようなものなのかは知らない人がほとんどだと思う
その入門書として最適なのが本書だ
特許の定義から法律的な手続きや権利、特許申請に関わるお金などの知識を、有名人の申請されていた特許や話題や訴訟になった特許などを踏まえてわかりやすく解説している
あなたの知らない特許の世界をのぞいてみて欲しい
申請されている特許を調べてみるのも面白い
本書は特許に対する基本的な法律的知識をすべて学べる一冊となっている
私はもともと法学部なので特許に対する法律的な知識はある程度知っている状態で読んだが、非常にわかりやすくまとめられていると思う
特許という言葉しか知らない方でもこれを読めば基礎的なところは網羅できると思っていい内容だ
法律の内容なのでとっつきにくいところがあるところを、有名芸能人が申請している特許やニュースで話題になった特許などを事例として取り上げ、面白くわかりやすく解説しているとこには好感が持てる
私も昔から特許については興味があったが自分には無縁だと思っていた
しかし、本書を読むと特許というものは非常に身近で誰でも関わる可能性があるものだということがわかった
そして、特許は国が申請を認めた権利となっているので、当然どの特許が申請されているかインターネットでみることができる
どのような特許が申請されているのか見てみるのも面白いと思う
『すばらしき特殊特許の世界』を覗いてみて欲しい