【書評】『1日を3時間増やす「超整理術」』高嶋美里(著)・角川フォレスタ
【本書の読みどころ】
本書は整理術の本である
整理といっても物の整理もあれば、時間の整理など様々な概念があるが本書はその全てを網羅している
整理術は基本的に時間の確保をすることが目的になるので、時間の整理がメインにはなる
特に著者は「1日平均5時間ぐらい仕事をしていない時間がある」と指摘しており、そのムダな時間を認識して減らすためのノウハウを数多く取り上げている
少ない時間で最大の成果をあげたい人は一読すると学べることが多い一冊だと思う
【さらに理解を深めるために】
『限りある時間の使い方』オリバー・バークマン(著)かんき出版
本書の3つのポイント
著者は本書の目的としてこう述べている
「無駄な時間を把握して、重要なことに人一倍のアイデアや集中力で取り組む時間を作り、頭をクリアにして脳をフル活用できるような思考の環境づくりをすること」
この目的を達成させるポイントは3つだ
①全ての情報をデータ化してクラウドに保存すること
どこでもいつでもデータを確認し取り出せる状態にすることが重要である
②1日の始まりと1日の終わりに必ず整理する時間を確保すること
整理術はそれを維持し習慣化することで最大の恩恵を得ることができる
③自分の行動を分単位で記録してPDCAを繰り返して効率化する
空白の時間を認識するには分単位で何をしたか記録する必要がある(最低2週間)
以上である
その他、様々な実践的なノウハウが満載なので興味のある方は一読をおすすめする