【書評】『市場独占マーケティング』ダニエル・プリーストリー(著)・ダイレクト出版
【本書の読みどころ】
本書は主に個人用のマーケティング実践術となっている
マーケティングで重要なのは需要と供給の関係を知ることである
需要が共有を上回ることができれば、ビジネスとして成立することになる
そして需要は“ごく少数の人にとって大きな価値がある存在になる”ことができればいいというのが本書のテーマになっている
つまり、今存在している市場に合わせるのではなく、自分の市場を見るける又は作り出すことが重要であるということであり、それを作る実践書は本書である
【さらに理解を深めるために】
『コトラーのH2Hマーケティング』フィリップ・コトラー他(著)KADOKAWA
個人用のマーケティング実践術
本書は主に個人事業主を対象としたマーケティング実践術としての本となっている
そして、市場に自分を合わせるのではなく、自分の市場を見つける、そして市場を作り出す方法を体系化している
実践本ということもあり、多くの実践方法がまとめられているので詳しい内容は本書に譲るとして、ここでは私がためになった3つのポイントを簡単にまとめておこう
ポイント1:「ノー」ということはブランドの強化につながる
相手に対して「ノー」ということは高い基準を設けて、それを堅持することである
それは自分の市場のブランドの強化につながり、ブランドの価値をあげることに通じる
“勇気を持ってノーと言おう”
ポイント2:情報は無料で公開し、その実現のサポートで対価をもらう
現代は高度情報化社会である
情報自体は溢れかえっており毎日価値が下がっている
情報自体が価値を持つ時代は終わったということだ
これからは情報は無料で提供し、その実現と実践のサポートで対価をもらうのがベストである
実践すること(成果を出すこと)そのものに対しての価値が非常に高くなっている時代である
ポイント3:テクノロジーの活用
こんにちのテクノロジー主導の世界では、驚くようなことが可能だ
成長したいのなら、ビジネスの大部分にテクノロジーを活用しなくてはならない
今役に立ち、実践できるマーケティング本として一読をおすすめする