【書評】『わらしべ長者の魔法』元谷拓(著)・東京ニュース通信社
【アパホテルに泊まればタダで読める?】
本書はアパホテル代表取締役専務である元谷拓氏の著書である。
ちょうどアパホテルに泊まったときに部屋にあったもので、せっかくの本の出会いなので泊まっているうちに読んでまとめたものだ。
アパホテルに泊まることはほとんどないため、どのアパホテルにもあるのかはわからないのだが、部屋に置いてあったのでおそらくある可能性は高いだろう。
それでは、本書を簡単にまとめておこう。
〈わらしべ長者〉の昔話に隠された成功のヒント
〈わらしべ長者〉という昔話は知っている方も多いと思う。1本のわらから大金持ちになるお話なのだが、この昔話には現代にも通じる成功のヒントが隠されており、その秘密を解き明かす内容となっている。
その中でもっとも重要視しているのがわらしべ長者的思考であり、
「人に心を開き、人に必要とされる情報や知恵、モノを持っていて、それを惜しみなく与えられる人。私が知っている真の成功者たちは、皆そういう大きい器を持っています」
さらに、
「惜しみなく人に与えても枯渇することのないほどの情報、知恵、モノなど、より価値のあるものを常に仕入れ続けているのです。」
と語っている。
人に必要とされるものを惜しみなく与えるためには、枯渇することのないようにより価値のあるものを仕入れ続ける必要がある。
当たり前といえば、当たり前かもしれないが、与え続けるために学び続ける必要があるということは新しい気づきだった。
本書で学んだ成功へのヒント
最後に僕が本書を読んで学んだ成功のヒントをメモ替わりにまとめておこう。
・「次も会いたい人」になるためには、相手にメリットがある情報を与えるか、笑ってもらうか。どんな時でも相手に1回でも笑ってもらえるプレゼンができなければ一流ではない
・「お金の使い方」というものを日々真剣に考えるのは、将来「財を成せるか否か」の分かれ目
・心理学と統計学を学び知ることは、人生の役に立ちます。自分の人間的魅力を磨き、その武器を駆使してどう考えるか、どう行動するかで人生が決まるのです
興味をもってもらえた方は一度アポホテルに泊まっていただき読んでみて欲しい(笑)