【書評】『ザ・マジック』ロンダ・バーン(著)山川紘矢+亜希子・佐野美代子(訳)・角川書店
【感謝の実践書】
本書は『ザ・シークレット』の続編であり、感謝に対する実践書となっている。
詳しい解説というよりは、日々感謝するための習慣づけを目的としており、引き寄せの法則の理論の実践という位置づけとなっている。
感謝の実践について著者はこう語っている
「あなたがこれまでどれだけ感謝を実践してきたかは、今この瞬間にすぐ分かります。金銭状態、健康、幸せ、仕事といったあなたの人生の主な面を見て下さい。豊かで素晴らしい分野はあなたがたくさん感謝して来た結果、魔法が起きたところです。そうでもない分野はあなたの感謝が足りなかったところです。」
「感謝を少しだけ実践するとあなたの人生も少しだけ変わります。感謝を毎日たくさん実践すれば、あなたの人生は想像できないくらい画期的に変わるでしょう。」
これを体験してもらうための本となっている。
内容としては、人間関係・仕事・健康・お金の分野に対して具体的な感謝の実践方法が細かく指示されているので、本書を読んでそのまま実行できるものになっている。
引き寄せの法則の実践と効果を体験したい方はぜひ手にとってみて欲しい。
最後にぼくが本書を読んでチェックした言葉をまとめておこう。
・感謝について
「感謝できるものを数えることこそ、あなたができる最も力のある実習です」
・人間関係について
「一つの不平不満に対して、10以上の感謝がなければ、その人間関係は悪化します。それが結婚であれば、おそらく離婚までに発展してしまうでしょう。」
・お金について
「現状がどうあれ、お金が十分でないという思考そのものが、既に持っているお金に対して感謝が足りないことを意味しています。現在の金銭状況を忘れ、今持っているお金に対して感謝すると、お金は魔法のほうに増えてゆきます!」
「支払ったお金に感謝すると、必ずお金が入って来ます。感謝はちょうどあなたのお金に付いている金色の縫い糸のようなものです。お金を払うとそのお金が十倍、百倍になって戻ってくるのです。その額はあなたが与えたお金ではなく、あなたの与えた感謝の量に応じて決まります。五十ドルの支払いに対し、たくさん感謝すると、何百ドルも戻ってくることもあります。」
・心に響いた言葉
「朝起きたら、朝の光や自分の生命と力に感謝しなさい。食糧や生きる喜びに感謝しましょう。もし感謝する理由が見つからなければ、それはあなたが悪いのです」テクムセ