【書評】『整える習慣』小林弘幸(著)・日経ビジネス人文庫
【専門医が書いた自律神経を整える行動術】
本書は医師である著者が、自分自身のコンディションを整える方法をまとめたものとなっている。
著者は本書の中で「実力をつける」より「今の実力を出し切れること」に意識を向けることが重要であると主張されている。
そのためには、自分自身を「整える習慣」、「整える行動」が必要である、それが本書のコンセプトとなっている。
【私が今後取り入れたいと思った習慣まとめ】
本ブログでは、私が今後習慣化したいものを5つの項目に分けてそれぞれまとめておこう。
①身の回りの整え方
・「鞄の中を探した瞬間に、あなたは乱れている」
必要なものと、必要でないものは分ける。必要でないものは鞄から出す。鞄の中は、ポーチなどを使って、どこに、何を入れておくのかを明確にしておく
・「片づける場所」を決める
あなたは自宅でスマホを置く場所を決めていますか?
・財布の整理を1日1回
お金を稼ぐ人たち、、あるいはその道を究める人たちは、意識的にせよ、無意識的にせよ、自分の行動や習慣を最適化することが得意です
・「帰る前の片付け」を儀式にする
「片づけ」「整理」「最適化」の作業を、職場から帰る前に毎日やる。それを習慣にしてしまうのです
②時間の整え方
・「内容で区切る仕事」と「時間で区切る仕事」を分ける
終了間際の1時間に「時間で区切るべき仕事」をする
・締め切りは1ヵ月前に設定する
「遅れないこと」が目的ではありません。仕事のクオリティを担保するための方策です
・大問題ほど小さく考え、ささいなことを大きく考える
日常的に起こるささいなミスほど軽く考えて放置してはいけません。大問題は放置する
③人間関係の整え方
・人の評価は口にしない
口にしないと「決めておく」というのが大事なポイントです
・ゆっくり静かに伝える
ゆっくり話していれば、余計なことを言うリスクも減り、過度に誰かを傷つけたり、後悔することも減ります
④体の整え方
・一杯の水で体をリセット
・睡眠の質を高める
夕食は寝る3時間前に済ませておく
寝る前2時間はスマホやPC、テレビは観ない
必ずお風呂に入り、2時間前にはお風呂から出ておく
⑤行動パターンの整え方
・「感謝」ほど自律神経が整うものはない
寝る直前、布団やベッドの上に正座して「今日も一日ありがとうございました。明日もよろしくお願いします」という感謝を心の中で唱えます
・ミスは必ずその場でメモ
ぜひともメモ魔になってください
・忙しいときほど「ゆっくり、丁寧に」やる
ほとんどの場合、自律神経が乱れてくると、すべての行動が早く雑になってきます
【自分が大切だと思うことから取り入れよう!】
著者は医師であり、自律神経研究の第一人者でもあることからも、すぐに実践できる行動できる形式でs詳細にまとめられている(著者の性格がよくでている構成だと思う)。
自分で大事と思う事や、取り入れたい価値のあることをピックアップし、優先順位をつけて行動パターンとして習慣化するとよいと思う。
もっと詳しい内容を知りたい方は、本書で内容と確認してみて欲しい