【書評】『道をひらく』松下幸之助(著)・PHP研究所
【経営の神様の言葉】
本書は、PHP研究所の機関誌「PHP」の裏表紙に、これまで連載してきた短文の中から、121篇を選んでまとめたものとなっている。
有名な本でもあるので、詳しい説明は不要だろう。
ここでは僕が心に響いた言葉をまとめておくことにしよう。
【僕が心に響いた言葉まとめ】
・素直さは人を強く正しく聡明にする。逆境に素直に生き抜いてきた人、順境に素直に伸びてきた人、その道程は異なっても、同じ強さと正しさと聡明さを持つ
・真剣になるかならないか、その度合いによってその人の人生はきまる
・自分の周囲にある物、いる人、これすべて、わが心の反映である。わが心の鏡である。すべての物がわが心を映し、すべての人が、わが心につながっているのである
・おたがいにもう一度考え直そう。きのうと同じことをきょうは繰り返すまい。どんな小さなことでもいい。どんなわずかなことでもいい。きのうと同じことをきょうは繰り返すまい。多くの人びとの、このわずかなくふうの累積が、大きな繁栄を生み出すのである
・心配またよし
・何でもないことだが、この何でもないことが何でもなくやれるには、やはりかなりの修練が要るのである
・勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。人間のいわば一つの大事な徳である。徳であるかぎり、これを積むには不断の努力がいる
以上である。
本書はポケットサイズとなっており、カバーもついて発売されている。
どこでも持ち歩いて何度でも読み返すことを想定した作りだ。
自分の心を整えるときには最適な一冊となっているので、人生の教えを日々教えてもらおう。
【さらに理解を深めるために】
『微差力』斎藤 一人(著)サンマーク出版
『空海~人生の言葉~』川辺 秀美(著)ディスカヴァー