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【書評】『「利他」の生物学』鈴木正彦 末光隆志(著)・中公新書

 
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【本書の読みどころ】

生物は利己的か利他的か?

本書は生物の進化の過程を通じて、生物には利己的ななのか、利他的なのかを探っている

今までは『利己的な遺伝子』がベストセラーになったように、生物は利己的であるという側面がクローズアップされていたが、現在は様々な研究が進んでおり、盛んに研究が進んでいる分野である

私たちは、いつも目にする木々も目に見えない木の根ではとても面白い共生が図られている

植物は菌根菌に光合成産物(糖、アミノ酸)を供給し、菌根菌は植物に共生後、菌系を伸ばし、植物の根の届かないところから、リン酸、ミネラル、水分などを吸収して植物に提供していることがわかっている

そして、森の中では日光にあたらない木々もたくさんあるが、他の光合成できる木々が菌根菌に光合成産物を提供していることで、光合成ができなくとも、必要な栄養を吸収しており、目にみえない土の中では巨大な共生のネットワークがつくられているのだ

それが人間の進化となるとさらに複雑になるわけだが、その最新の知見が進化の研究と共にわかりやすくまとめられている

果たして生物は利己的なのか、それとも利他的なのか、という問いには本書を読んで確かめて欲しいが、人間によっては「利他的」に見えるものが、遺伝子にとっては「利己的」である場合もあり、生命とは利己的・利他的な仕組みが絶妙にバランスをとり、この地球に成り立っていることがわかるだろう

一人ひとりの人生に無駄な、不必要なことはないように、この地球には無駄な、不必要な生物も存在しない

もしそう見えるのならば、我々人間がただ理解していない、何もわかっていない、それだけなんだということを教えてくれた一冊だった

【さらに理解を深めるために】

『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス(著)紀伊國屋書店

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